細野秀雄東工大教授
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この方。本物です。いい話です。企業は、初めから可能性を諦めないでください。たとえ政府がぼんくらであったとしても、正しい物は正しい。信念は貫くべきでしょう。日本政府が認めなかったら、海外とコラボしてもOKです。日本国が見捨てたテクノロジーです。日本人だからと言って日本に必要以上の恩義を感じる必要もありません。とっとと海外に行くべきです。それでも、この方は日本の為に特許固めから知財まで抑えています。見事です。

 

------------------- 抜粋します。

細野:もちろんです。一連の研究成果は、科学技術振興機構(JST)が行った創造科学技術推進事業(ERATO)の一つ「透明電子活性プロジェクト」で得られたものです。研究費として税金をいただいている研究者としては、論文発表だけでなく知財、つまり特許取得も欠かせない義務だと私は考えます。だから関連特許は論文発表と同時に、すべて押さえにかかりました。まず2003年に結晶IGZO-TFT、翌年にアモルファスTAOS(Transparent Amorphous Oxide Semiconductors)-TFTと実用化に関連する特許はひと通り取っています。

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頭も良く。研究もできて、自ら行動が出来る。実践者(戦略家でもあります。)です。日本では数少ないカリスマ性を待った方です。

 

今回の記事によれば、キャノンを初めとした日本の企業は、新開発には直ぐには飛びつかなかったそうです。一番に関心を示したのは、Apple社です。海外のメーカーの方がしっかりと技術については見極めています。結果として、多くの日本初の特許は海外に流出します。島国根性の日本人文化は反省すべきでしょう。江戸時代から変わっていません。

 

天才は叩かれます。多くは潰されます。中にはこのように戦う研究者もいます。中村教授。本庶佑教授。。。数え上げればきりがありません。西澤潤一教授という天才中の天才も日本国にかかると無能扱いされます。(光ファイバーの特許を日本は認めませんでした。情けなさ過ぎます。)生まれてくる国を間違えた気がします。(アメリカ生まれだったらテスラ級の天才として才能を開花させたでしょう。)厚労省が邪魔して、薬の特許も認めないでは、研究者が海外に出て行くのはもはや止められません。

 

その後、「通常実施権」を韓国と契約を結んでいます。その事を知らず非難したマスゴミはちゃんと裏を取ってから記事を書くべきでしょう。

 

<参考>

通常実施権:特許権者や専用実施権者に対して、「発明を実施させてください」と請求できる権利(債権)で、特許権者や専用実施権者から許諾を受ければ、特許発明の実施が可能になります。 通常実施権は、特許庁に登録が不要で、独占と権利行使ができないため複数人に重複して許諾できます。

 

実施権----権利者の意思によって成立する権利

     ①専用実施権

     ②通常実施権 a) 独占的通常実施権 b) 非独占的通常実施権

     ----法定通常実施権

   ----裁定通常実施権

 

<対抗する実施権>

専用実施権
・特許権者により設定される権利であり、特許庁の原簿に登録することによって発生する権利を言います。=独占できます。

 

----------------------- 抜粋です。

★少なくとも私の場合、発想は自分の頭の中からしか出てこない。

★若い人には、前の世代の成果をぶっ壊していくぐらいの気概を持ってほしい。

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凄い言葉です。若い人よもっと頑張れとも言っています。

 

---------------------- 抜粋です。

★若い人の絶対的な特権は「時代の風を肌で感じられる」点にあります。ただし、そのためには内弁慶ではいけない。世界に飛び出していき、世界で勝負しないと意味がない。その点、日本の現状は気になるところです。どうも若い人が内向きで、データサイエンスにしても量子関係にしても日本は周回遅れになっていて、世界はもとより、アジアでのランクでも中国、韓国、シンガポールの次ぐらいにまで落ちているように感じます。国際レベルで通用するドクターを育成するのが、我々世代にとっての最重要課題です。一方で若い人たちには、とにかく国際学会で成果を出すんだ、年配の研究者たちには下剋上を起こすんだと、それぐらいの気概を持ってほしいですね。

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日本の深刻な問題点を指摘されておられます。その通りです。学校教育にも問題あり。主体性を持った教育に変えて行くべきでしょう。YESマンを何万人作り出しても意味はありません。既得権益にあぐらをかいている年寄りを追い出せとも言っています。なかなか痛快な意見。至極全うだと共感します。スポーツに関しては、日本の若者も海外で活躍していますが、研究分野については、まだまだだと感じています。(ちゃんと成果を出されている方もいますが。。絶対数が少ないのが日本の弱点です。)

 

元々の記事です。

 

リケラボ

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良い取り組みだと思います。今回は良いお話が聞けました。「下剋上」ですか。。日本の現状を良くご認識です。若い人に届けばいいのですが。。