<前振り>

「space.com」のサイトの紹介をしようとしましたが、書いているうちに、日本における科学ジャーナル誌の現状の問題点が気になってきましたので、ちょっと思いつくまま書いてみます。(次の投稿でSpaceの記事は取り上げます。)

 

Space.comのサイト

  ↓

 

 

「space.com」このサイトは日本語でも翻訳されているようです。最近は海外の有用な情報が昔より早く日本語になって紹介されるようになりました。いい事です。(と言っても一般には余りひろまっていないようです。)ロケットの打ち上げ情報に関しては、ニコ動、一部コアなyoutuberさんが頑張っていますが、、まだまだ少数です。(ライブをやっておられます。)本格的で、リアルタイムな情報を収集するためには、海外のサイトへのアクセスは欠かせません。(日本語では厳しいです。英語だとすんなり入り込めます。)

 

youtberのヨビノリたくみ氏への文部科学大臣表彰。

 

 ↓日本物理学会。(ヨビノリたくみさんが、日本物理学会員である事が判ります。)

 

ヨビノリたくみ氏の番組は研究者とのコラボがためになります。最先端の研究をする方へのインタビューを聞いていると、内容がすんなりと入ってきます。わかりやすい。(日本でも修士、博士課程修了者が増えてきた事が判ります。ただし、活躍の場が、、難しい所です。)文部科学省もポスドク問題で頭が痛い所でしょう。文部科学省の自助で頑張ってもらいたい所ですが、、他力本願になりがちです。=文部科学省はアピールが下手。

 

最近、各国のロケットの打ち上げ回数が増えてきました。毎週どころか、週に2回打ち上げなどざらです。そのような中で日本で、日本人ジャーナリストの報道が見えてこない事が気になっていました。(日本人のプロの物書きの方々の姿が見えません。)全てとい言って良いほど、海外雑誌のコピペばかりです。どの報道会社の情報を読んでも一律同じになります。しかも、遅い。

 

space by wiki

  ↓ やはり英語のサイトしかありません。(自動翻訳させれば読めますが、、)

 

本来、日本のジャーナリストも同じようなレベルの記事が書けるはずです。努力してください。。でないと、自分が所属する雑誌自体淘汰されます。仕事を無くすことになります。(リアルタイムの情報を上げる事は出来るはずです。それが仕事だと思います。(違うのかな??)インタビューを実行して記事にする事がジャーナリストの神髄のはずです。)最近では、海外サイトの個人が立ち上げたサイトの方が詳しく判りやすい事も多い。(今時、インタビューはオンラインで可能です。点と点を繋ぐ努力をしています。)

 

小学8年生でも頑張ってます。

  ↓

 

一般の雑誌社よりよほどコアな内容を扱っています。子どもの雑誌ながら手は抜いていません。

 

過去において、日本では竹内均氏が「ニュートン」を月刊誌として発行し、一般の人へ科学を伝えるというミッションを行っていました。(ニュートンを卒業すれば、学会誌へ移行する事になるでしょう。=「ニュートンでは物足りない」という方は日経サイエンスに移る事になると思います。あるいは、各分野の専門書の雑誌。)

 

日本にはブルーバックスという優れた新書シリーズもあります。(ずいぶんとお世話になりました。)

 

講談社新書も地道に頑張っています。読み応えのある本が多いと思います。


①日経サイエンス。1971年創刊。

 

日本語で読める学会誌です(私の中では日経の雑誌の中でも評価は高い。)

  ↓ 世界14言語、950万人が読む総合科学誌 とうたっています。

 

学会誌です。資料の裏取りはしっかりしています。事実に基づいた仮説しか論じません。(正しいか、正しくないかは別問題です。)

 

②ブルーバックス。1963年創刊。

 

その道の一線級の研究者が書いた内容が多い。

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③1964年4月創刊
  ↓
---------------------- 抜粋します。
野間省一の署名のある「『講談社現代新書』の刊行にあたって」(1964年4月)では、「教養は万人が身をもって養い創造すべきものであって、一部の専門家の占有物として、ただ一方的に人々の手元に配布され伝達されうるもの」ではなく、「万人の内奥から発した真正の教養への芽生えが放置」されている。このような我が国の現状を憂慮されなければならい事態におかれている。「講談社現代新書」は、「この事態の克服を意図して計画された」ものであると宣言している。
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とあります。
 
本屋さんに行くと、、年々上記の書籍のコーナーが減っている事に気づかされます。地方都市では、日経サイエンスもパラパラとしか置いてありません。大都市の本屋さんまで出かけるのも大変です。(昔は丸善書店とか良く行きました。(洋書が豊富)東京の時は紀伊国屋書店。今時はアマゾンがありますが、、)とにかく、欲しい本が本屋さんで手に入りません。
 
アニメ本が圧倒的に増えています。活字の書が年々減っています。分厚い活字の書も、ますます敬遠される傾向にあります。(アニメは日本の文化と言えば聞こえはいいですが、、)
 
上記に上げた三誌が同じような時期に創刊されている事には意味があると考えます。(今回は三誌だけ取り上げます。)当時は、多くの人が科学に飢えていた気がします。知りたい。理解したい。という意欲は現代人より強かったと思います。最近は日本人全体の、科学離れが気になります。関心すら持たない人が多い。(研究しすぎて疲れたという方は別ですが、、=本当の研究は地道で報われる事の少ない事が多いのが現実です。)
 
まだまだ、化学では東京化学同人、医療用には羊土社、など日本には、良質な専門書が発行されています。
 
羊土社  医療系の内容が多い。(医療系では定番)

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ジャーナリストを目指す人はその道のプロに通じる感覚、感性を持っていると信じたい。その道が好きで、好きでたまらないから入社した人達だと信じたい。現状のまま、黙って海外の雑誌を転用するばかりでは、先が見えているように思います。ジャーナリストも論文位は書いていると思いたい。学会の会員になっていると信じたい。

 

日本には、過去から積み上げてきた優れた専門書が存在します。その優れた書も、時に絶版という信じられない状況が常態化しているのが日本の書籍の現状ではないでしょうか?出版業の方々には、そういった財産は残していただきたいと考えます。

 

論文もGoogl scholarでサーチできる時代ではありますが、日本語を母国とする日本では翻訳するという行為がとても重要になってきます。(出版物の出来を左右します。)それとも、、最近の若い人は優秀だからいきなり洋書から入るのかな。。?翻訳は諸刃の剣です。一度間違った翻訳をすると後々大変です。出版業界で生業を立てる方には、明治の初期に頑張った先人の後継者としての自覚を持って頂ければと思います。過去の遺産だけでは食べていけません。