ちょっと古いですが、、日本のスーパーコンピュータ「富岳」のランキングです。

 ↓ 2022年11月

 

昨年の5月に首位陥落していました。

 ↓ 2022年5月 ここで、アメリカのスパコンに抜かれました。

 

----------------------- 抜粋します。

 独ハンブルクのコングレス・センター・ハンブルクおよびオンラインで開催中のHPCに関する国際会議「ISC 2022」において発表された。

 同ランキングは、半年ごとに発表されており、富岳は、2020年6月、2020年11月、2021年6月、2021年11月の発表で、4期連続で首位を獲得していた。

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いずれは抜かれると思っていましたが、思ったより遅かったと思います。稼働から1年かかっています。欧米が直ぐに追いつくと考えていました。

 

「ISC」のプラチナスポンサーは、「EVIDEN」「HELLED Packerd」「intel」「WEKA」「Lenovo」「AMD」「CORNELIS」「DELL」「Graphcore」「HUWAI」「INSPUR」「MenVerge」「SUPERMICA」「FUSION」あれ??日本の企業さん入っていません。。大丈夫ですか。。いや、、大丈夫じゃなさそう。中国企業がプラチナスポンサーです。日の丸半導体は大丈夫ですか?

 

もっとも、富岳の半導体は台湾(TSMC)で作られています。システム設計は富士通が行っています。(出荷、品質チェック、組み立ても)

 

ISCの日本サイト

  ↓

 

<日本国内のスーパーコンピューター>

  ↓

 

北海道大学、東北大学、島根共同HCP共同施設の3つの能力が高い事が判ります。

 

<世界ランキングです。>

 

世界のスパコンTOP500

  ↓

 

 

10位以内に中国のスパコンが2台入っています。スコアも高い事が判ります。「富岳」の消費電力が一番高い事に気がつきます。

 

6位 神威・太湖之光 2016年 世界一位。

9位 天河2号    2013年6月~2015年11月まで世界一。

 

wikipedia見れば判りますが、2013年~2017年まで、中国が首位をキープしていました。。驚き。。日本の「富岳」は良く頑張ったと思います。

 

もっとも、スパコンの保有割合

 

 

アメリカと中国がダントツです。(2018年の資料なので古い。)

 

<指標について>

Rmax:サイトでの構成におけるLINPACKによる性能値

(LINPACK:密行列を計数行列としたn次連立一次方程式解法プログラム。)

恐らく積和演算処理の能力の事だと思います。(マクローリン展開、テーラー展開(収束半径が影響します。)などの関数近似計算の誤差に影響してきます。)

Rpeak:理論ピーク性能

Graph500:離散数学のグラフ理論を扱います。

 

<他にも指標があります。>

HPCGは疎行列を使用します。(より正確な性能が判ります。)

HPCC:通信処理、演算処理、浮動小数点、メモリ帯域、メモリランダムアクセス処理など多角的な指標になります。

 

 

日本のスパコンの京は1年、富岳は2年でしたか。。その昔は地球シミュレーター(NEC)が世界1位だった時もあります。(2002年~2003年)次のスパコンの設計は既に行われているはずです。

  ↓ 2022年10月。

 

科学の分野は一位である事は特別な意味を持ちます。「富岳」の時は5万円寄付しています。次回も寄付するつもりです。今後も世界一位を目指して頑張ってください。数では中国に負けます。日本としては質を目指すしかありません。