今年も、マンションの理事長の仕事を継続しています。(いつでも勇退しますが、いま所やらさせて頂ています。)

 

<マンションの区分所有者の特徴を知る。>

マンション区分所有者の職は多岐に渡り、建築系の社長さんから、電気設備の会長さんから、司法書士さんまで色々な職種の方が住んでおられます。マンションを専門に管理する会社はそこまで配慮せず管理業務を行います。所有区分者である彼らを敵に回すと損なのです。逆に味方に付けると一生ものです。その道の専門家がいるのなら、彼らから教えを受けた方が近道です。日頃の近所付き合いは欠かせません。しかしながら、管理会社はそんな事はお構いなしに話を勧めます。

 

少しは、人の話を聞ける営業がいて欲しいと考えます。人と人を結びつける事のできる人の少なさには驚きを隠せません。誰とでも話が出来て、気軽に話を聞ける柔らかさ、腰の低さは必須です。人の相談に真摯に乗ってあげる誠実さも必要とされます。

 

<マンション管理会社>

区分所有者にとってベストプラクティスなサービス提供をしてくださる、マンション管理会社など見た事がありません。彼らは本社の言い訳通り動くロボットです。当然、彼らとは交渉を行う必要があります。ほとんどの管理委託業者は広報が下手な事が多く、調整事も苦手とします。(営業を理解していない。経験していない?)最終的には私がサポートする事になります。現地に行って交流を図る事は必然です。机上で全て済ませようとするから(手抜き。)うまく回らなくなります。頭でっかちの営業は不要です。

 

3月には臨時総会を行います。

①スロープの設置。(100万円を超えるので臨時総会を開きます。)

➁ゴミ集積場の蛇腹式のゲート設置。(こちらは100万円以下です。)

 

それとは別に、二重サッシの工事も行います。こちらは国からの補助金が出ているので格安にできます。それでも希望者はそれほど多くはありません。どうするかは区分所有者のお考えしだいですが。。(国のエネルギー政策の一環です。知らない方も多いと思います。)しかも使い切ったら補助は無くなります。

 

今のマンションに住んで30年程になります。その間区分所有者が移り変わりました。大規模マンションではありません。それほど管理は難しくありません。以前のマンションを管理していた業者には退場していただいて、15年程は自主管理で来ています。設備上必要な個所はルーチン化してあります。(資料も全てあります。)管理会社からすれば楽でしょう。

 

先日も監視カメラの動作が不良になりました。(原因はSD不良。)私が修理して終了です。(SDは新品に交換。)

 

私も日中は家にいません。(仕事です。)その中で何かあった時に自宅に電話が入ります。頻繁にドアがピンポンされます。電話が入ります。苦にはなりません。皆さんの困り具合が判るからです。自分が住んでいる集合住宅が健全でないと自分が困ります。何かあれば、私が動いて解決します。(特に町内の決まり事は私が直接交渉します。)

 

私の感覚からすると当たり前なのですが、、多くの人はその労力と時間を只で他者に求めます。本来は、その時点で詰みだと思います。実家の母親も、近所に堤防の草を刈る人がいるのですが、長年その事を当たり前だと考えています。(個人のボランティアです。)そう言った人がいなくなった時、初めて、とても重要な事を無料でやって下さっていたのだと気が付きます。(それに気が付かない時点でアウトです。報酬なりインセンティブは渡すべきです。)自治会長さんに相談するのも良いですが、ボランティアです。家庭があります。そういった想像力すら働かない時点で詰んでます。(他人任せすぎる。)

 

全ては自己で管理し、自己で決定すべきです。日本人の大半がそれが出来ない人が多い。右か左かという指示待ち人間の多い事に驚かされます。(大企業の「本社に確認します」が、いい例です。そんな営業はいりません。)自己責任の時代です。