打ち上げ延期が昨日の事です。いくつか論説が上がっています。あえて詳しく取り上げません。過去にはH2ロケットの失敗時に徹底的に叩かれた過去があります。相変わらず酷い記者会見になっています。(Webexを使用しています。)

 

JSTサイエンスポータルの方だけが、質問は一社一つだけなので、一つにしますけれども。。と言ってくださってます。ここの質疑はまともです。日経の方の質問も良く勉強されておられます。(同じような過去の事例をご存じ。)フリーランスの方も良く勉強されています。(一番技術的内容に突っ込まれています。=議論になっています。)日経Xtechの方の質問はまともです。なぜ最後になったのか?謎です。(本来、一番最初でしょう。)

 

岡田さんも何が起きたのか知りたい所を我慢してのプレスへの会見です。記者諸氏さん。もう少し遠慮してください。時間がもったいない。岡田さんも一亥も速く原因究明作業に加わりたい所を我慢しても会見です。(そのおかげで、他の方は原因究明に専念できます。)

 

まともな質問をされておられる方も見えますが、、多くの質問は的外れと言って良いでしょう。(岡田さんは忙しいのです。早めに会見を切り上げる配慮ぐらいしていただけませんか?)その意味では司会進行に問題があったと感じています。①一社一つまでという事、➁手短にという2点はコントロールすべきでした。(2時間の会見です。無駄すぎます。記者諸氏、この2時間がとんでもなく悪影響を与えている自覚はおありか?)XX通信社は特に論外(たった一人の発言でXX通信社の信用は地に落ちました。

 

素人が多い記者諸氏を相手にどうやって説明しろというのでしょうか?記者諸氏も、もっと勉強しておいてください。日本の大新聞社、通信社は完全に詰んでいる気がします。読者への説明のための質問の場ではありません。(自分で勉強して下さい。)

 

だから。。。岡田さんもまだ事実を知らされていない状況で無理な(知りえない)質問をするという記者諸氏。。答えようがないでしょう?『わかりません。まだ何も判っていません。』が正しい解答です。仮定の話は無意味です。

 

途中で打ち切って良かったと思います。質問する記者諸氏にはテストを受けて頂いて、パスした人だけ質問した方が良さそうです。

 

多くの人の思いと願いがつまっています。余り酷い事を言わないでください。

  ↓

 

この悔しさが理解できませんか?2020年もエンジンに問題が発生し打ち上げを延期しています。簡単に失敗する訳にはいかないのです。そこに苦悩があります。(せめて予備機があれば、、せめてそれくらいの予算は付けてあげて欲しい。現状の日本の宇宙開発は博打に近いものがあります。=国が悪い。)わかりませんか??

 

JAXA

  ↓

H3 プロジェクトマネージャ 岡田 匡史|ピックアップインタビュー|Column|JAXA 宇宙輸送技術部門

 

岡田さん。 ともて人格者です。この方だからここまで、H3ロケット事業が破綻する事なく継続できたと言って良いでしょう。

 

そもそも、予算が無い状態でコストを下げて、以前のロケット以上の性能を出せというのが無茶な話しです。記者諸氏、その責任者に選ばれたいですか?

  ↓

「究極の使い捨て」もコスト低減続く H3ロケット開発責任者の展望 | 日経クロステック(xTECH) (nikkei.com)

 

岡田さんを初め技術者の皆さん、徹夜作業が続いています。無理なさらないでください。正直計画からして無理があります。全てが、やった事の無い事が満載です。何が起きても不思議ではありません。(従来の流体制御から、電気制御への切り替えだけでも相当リスキーです。部品を取り換えただけでもリスキーです。イプシロンロケットの失敗はその典型です。)そんな事も判らず質問する記者諸氏。大丈夫ですか?

 

全ては、技術に無知な官僚の、無理な工程表によるしわ寄せです。この国はトップから改善する必要があります。現場の努力が余りにも報われません。日々日本の現場で起きている事と同じです。この国に、評論家はいりません。現場で使える人財だけが頼りです。

 

やはりバックアップ機は欲しい。防衛費予算のために増税する余裕があるのなら、宇宙開発に予算をつぎ込んでもらいたい。各国が競争しています。ヨーロッパの宇宙開発も順調ではありません。ヨーロッパのアリアンロケット6も今年打ち上げに延期されています。

 

記者諸氏に臆する事なく、堂々と会見する岡田さん。かっこいいと思いいます。応援しています。それと無理するな!!一人で会見している事自体が緊急事態である事すら理解できない記者諸氏には理解は無理でしょう。

 

後から文科省がチクチク言ってくることも確実。。ならばもっと予算を積んでいください。政治家や官僚からは本気で打ち上げを成功させたいという熱意が感じられない。

 

JAXAへの寄付です。

  ↓

JAXA | 寄附金

 

寄付金がないとロケットを打ち上げられないのが日本の現実です。個人的には、研究開発機関や、大切なテクノロジー開発には寄付を行っています。

 

通信社について。

  ↓

通信社とはいったい何なのか ~「共同通信」と「時事通信」の違いも解説~ | 【ミキワメ】 (recme.jp)

 

とはいえその程度のレベルなのでしょう。足を引っ張るだけで応援する気はさらさらありません。

 

<追記です。>

共同通信社だけが失敗と書いています。

 

  ↓ 15:40配信 質問した記者の通りの記事です。よって共同通信社はそういう解釈を広めたい立場を取る会社です。何が嬉しいだろう?

 

文科省は「中断」とアナウンスしています。

  ↓ 12時6分

 

たぶん上記の記事に対する当てつけでしょう。14:00からの記者会見だったので、共同通信社にとって事実確認などどうでも良くて、『失敗』の一言が欲しかったというのが本音でしょう。最低です。

 

最も大臣がこれでは困ります。

  ↓

 

しっかりしろ!!と言いたい。認識が甘すぎる。

 

<海外の記事です。>

FT

  ↓

Japan aborts launch of new rocket carrying missile sensor | The Seattle Times

 

見出し:Japan aborts launch of new rocket carrying missile sensor

rocket と表現しています。

 

Japan’s space agency aborted the inaugural launch of its next-generation H3 rocket on Friday after the auxiliary booster engines failed to ignite, officials said.

 

ブースターエンジン点火に失敗とあります。

 

Bloomgerg

  ↓

Japan Aborts Next-Gen H3 Rocket Launch Meant to Counter SpaceX’s Falcon 9 - Bloomberg

 

見出し:Next-Generation Japanese Rocket Aborts Before Launch

Aborts:中止、中断 と表現されています。

 

Japan’s much-vaunted launch of its flagship rocket was a fizzer — a disappointing result as competition with Elon Musk’s SpaceX intensifies and the island nation looks to expand its defense prowess amid growing geopolitical tensions.

 

多くの期待を背負った(前評判の良い)日本のフラグシップロケットが打ち上げに大失敗しました。的な表現でしょうか。 内容的にはよりキツイ表現になっています。

fizzer:水泡に帰す 的な表現でしょうか。

 

見出し一つで、その新聞会社の印象がずいぶんと変わります、、、見出しに失敗とは書いていません。

 

<追記の追記>

やはり、共同通信社の見出しには悪意を感じます。

 

  ↓ 2020年

共同通信が正職員を300人規模で削減へ! 赤字は8期連続の見通しに… 新聞不況は止まらない… | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

この当時から劣化が始まっていました。

共同通信、正職員を1600人から1300人台に。。大丈夫ではありません。

とっくに詰んでました。相手にしない方が良さそう。。