久しぶりに落合陽一氏の元気な姿を見る事ができました。(2カ月前です。)

興味のある方は動画だけ見てください。

 

<①前編>

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-------------- 個人的な感想。

 

最近の動向を子気味よく、説明されています。最近はやりのChatGptは、始まりでしかありません。まだ始まったばかりです。2025年と言いっている所は、感覚的に私と同じです。(受け入れる人間次第ですが。)進化する機械の誕生の出現は人々の生活を一変させる可能性があります。現在は様々な分野の生成モデルが提供されています。活用しない手はありません。ノーコードの時代です。(とは言え修正するスキルは必要です。途中GPT-3を利用している画面が表示されます。)今回落合陽一氏が紹介しているのは、ほんの一例です。進化が加速するという点は感覚的に理解できます。

 

改め思うのは日本語の特殊性です。英語であれば、情報も速く伝わります。ツールも英語の使用を前提とされています。落合氏が用いているのは全て『英語』。日本語は『漢字』『かな』『カタカナ』と表記文字だけでも手一杯です。デジタル処理においては、少ない文字コードで実行できる事が好ましいと考えます。昨年は少し自然言語処理系を勉強していました。

形態素解析

 JUMAN(bi-gramマルコフモデル:京都大学)やChaSen(可変長マルコフモデル:奈良先端科学技術大学院大学)、MeCab(bi-gramマルコフモデル)KAKASI(最長一致)といった形態素解析ソフトは既に使われています。

構文解析

コンピュータ上で構文解析を行うソフトとしては、JUMANの形態素解析から構文解析を行うKNP(日本語構文・格・照応解析システム:京都大学)や、CaboCha(SupportVectorMachinesに基づく日本語係り受け解析器:奈良先端科学技術大学院大学)などがあります。

 

余り深い話はしませんが、現在文字を可視化する試みは盛んに行われています。(ベクトル空間モデル。)文字認識、言語認識も同じ過程を取るでしょう。

 

それらは、フリーで公開されており自由に活用する事ができます。英語圏に至っては言わずもがなです。資料は巷に溢れています。

  ↓ 自由に閲覧できます。

 

論文に関する見解も同意です。一時期論文を書く事に悩んでいましたが(下手をすれば秒殺で前提が覆るのが現代です。(作っている間に意味が無くなる。)さらに、論文には決められた作法があり、それに則っていればOKなわけで、事実などどうでも良いという感覚があります。(学会が作り上げた既存の大義方が、事実より重要視されます。)であれば、進んだAIが論文の査読には最適である事も明白です。((そもそも感情もなければモラルもありません。もっとも、本当に実現するとなると、その部分は作りこんでくると思います。))先行研究など基本的な修士に必要とされる作法は一通り理解したので(同じテーマがあるかどうかを調べておくのは当たり前です。ある意味、論文は仮説の検証でしか無く、それ自体が意味を成すとは思えません。)、そんな事に時間をかけて意味があるんでしょうか?という疑問が一杯湧いて(個人に与えられた時間は有限です。)同時に論文をポリッシュする時間の意味にも疑問を抱いていました。ネットに論文が無料公開される時代です。その時代に人手をかけての査読のやり方についても、なんてレガシーな。。と考えていた所に、昨今のシンギュラリティの到来です。個人的には大歓迎です。無駄が省ける。おまけに、スピードアップも図れる。機械が協力なアシスタント役になってくれます。ただし、多くの職業において人間の果たす役割が減っていくのは仕方がない事でしょう。機械の処理速度には勝てません。特に知的な職業程その傾向が強い。さらなる進化となると、、もはや人間は論理的な思考よりは、感覚的(より本能的な)な部分を磨いた方が楽しい時代なのかもしれません。

 

とは言え、現在のツールのレベルではまだまだ人間の能力を必要としています。問題は、それが出来る人と出来ない人との間にとてつもない格差が生じる事です。(情報リテラシーというレベルではありません。)物の見方を180度変える必要があります。(若い人は大丈夫でしょう。)

 

<➁後編>

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頷ける部分がほとんどです。前編の続きです。

 

<③ChatGptの話題が登場です。>ただし、技術的な話しは全く出てきません。今後に期待です。

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シェイン・グウ:OpenAi ChatGPT強化学習リーダー 兼 OpenAI日本語担当です。

(日本生まれの中国系カナダ人です。)

2018年 ケンブリッジ大学 博士号取得

2019ー20年 スタンフォード大学客員研究員

2020年 東京大学 松尾研究室 客員客員准教授

2023年1月ー Open AI Chat GPT 強化学習リーダー 兼 AI日本語担

 

こういう研究者がいるのはとてもありがたい。

 

ここでも language barrier の問題には触れられています。それが、原因で日本は世界の流れに大幅に遅れを取っています。後は国内における啓蒙でしょう。昨年から始まった高等学校の『情報』の授業にも入れてもらいたい。(それも即導入して欲しい。)それぐらい、日本の情報教育は遅れています。(優秀な日本人研究者はいます。個は優秀です。)

 

個人的には、日本は画一化した教育を見直す時期を逃したとみています。後は、個々人が動くしかないでしょう。でも大丈夫です。扉は開かれています。『知りたい。』が学問の入学条件だと考えます。人間の知的好奇心はいつでも有効に作用します。

 

次はGPT-4が年内に登場するようです。

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落合陽一氏にはもっと語って欲しいと考えます。このシリーズは続きそうです。