今更ながら、、実に多くの子会社を上場廃止にしています。
↓ 2022年11月7日
唯一残っているのが、旧『日立マクセル』現行『マクセル』だけです。
-------------------- 抜粋します。
・日立ソフトウェアエンジニアリング 2010年完全子会社化。
現・日立ソリューションズ
・日立システムアンドサービス 2010年完全子会社化。
現・日立ソリューションズ
・日立マクセル 2010年完全子会社化。14年に再上場し、17年に
「マクセル」として独立
・日立プラントテクノロジー 2010年完全子会社化
・日立プラント建設サービス 2010年上場廃止。
現・日立プラントサービス
・日立電線※ 2012年、
日立金属に吸収合併される
・TCM(旧東洋運搬機) 2012年に産業革新機構に売却。
現・ロジスネクストユニキャリア
・新神戸電機※ 2012年、
日立化成による子会社化(16年に吸収合併)
・日立ビジネスソリューション 2012年、
日立ソリューションズによる完全子会社化に伴い上場廃止
・日立メディコ 2014年完全子会社化。16年に
日立本体が吸収合併
・日立機材 2015年にMBO(経営陣による買収)で非公開化。
現・センクシア
・日立ツール 2012年に日立金属の完全子会社に。15年に三菱マテリアルに売却。三菱日立ツールを経て、
現・MOLDINO
・日立キャピタル 2016年、持ち分法適用関連会社化。
21年に三菱UFJリースと経営統合し、
三菱HCキャピタルに
・日立物流 2016年、持ち分法適用関連会社化。22年に米KKRがTOBで子会社化。23年4月に
「ロジスティード」に社名変更へ
・日立工機 2017年、米投資ファンドのKKRに売却。現・
工機ホールディングス
・クラリオン 2018年、自動車部品メーカーの仏フォルシアに
売却
・日立国際電気 2018年、持ち分法適用関連会社化(上場廃止)。
米KKRがTOBを実施
・日立化成 2020年、昭和電工に売却。
現・昭和電工マテリアルズ
・日立ハイテク 2020年完全子会社化
・日立金属 2022年、米投資ファンドのベインキャピタルに売却。
23年1月に
「プロテリアル」に社名変更へ
・日立建機 2022年、持ち分法適用関連会社化。保有株式の半数を伊藤忠商事と日本産業パートナーズに売却
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ずいぶんと思い切った再編成をしています。大企業でも生き残るのが大変な時代です。子会社まで手が回りません。
プロテリアル(旧日立金属)の社長は、ショーン・スタック
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近年は、日本の老舗企業に外国人の社長が就任する事が多くなりました。ポートフォリオの見直し、組織の改革、迅速な社長判断。全てにおいて、日本人社長よりスピードアップが要求されます。
仕方がないでしょう。日本人社長では決断できない事が多い。(過去のしがらみが強い。)個人的にはようやく日本の会社も外国人社長を受け入れるようになったのかな。。と複雑な気持ちになります。(私が前職を辞める時は、このような事態がもっと早くやってくると期待していたのですが、、以外と時間がかかりました。)
企業の社長職に国籍は関係ありません。実力のある人に就いていただくのがベスト。日立は子会社の上場廃止をこの14年間で成し遂げたという事です。(まだ上場している会社もありますが、)
全ての仕事を同じ系列会社で行う時代は終わりました。部分最適化。得意な分野を徹底的に得意にする戦略が望ましいと考えます。他国の企業と広くビジネスをするのなら、売れるビジネスモデルを持っている事が必須です。設計だけ、特許だけ、に絞れば粗利益が向上します。また、オールジャパンの時代は終わりました。(過去の話です。)
まだまだ、日本の製造業の強みはありますが、いずれ限界が来ます。企業は変わる必要があります。まずは大企業から。中小企業も変わる必要があります。そうしないと生き残れません。これからの時代は、今迄に無いくらいの厳しい競争が待ち受けています。