アルツハイマー病の新薬『レカネマブ』がアメリカFDAに承認されたようです。
NHK
↓ 1月7日
アルツハイマー病の新薬「レカネマブ」米FDAが承認 | NHK | 医療・健康
AnswerNews
↓ 1月10日(元ネタはロイター)
アルツハイマー病薬レカネマブ、米国で迅速承認…エーザイ「2030年に投与患者数250万人」 | AnswersNews (ten-navi.com)
NHK
↓ 判りやすい解説になっています。 12月22日 2022年
アルツハイマー病治療薬 レカネマブの効果と副作用は? NHK解説委員室
株価は。。判りやす状況になっています。
------------------------ 抜粋します。
エーザイは、レケンビの米国での価格を年間2万6500ドル(約350万円)に設定したと発表した。同社は2022年度中に日本とEU(欧州連合)で申請する予定で、23年中に日本の当局から承認を得ることを期待している。
エーザイは、米国で同薬の投与を受ける患者は向こう3年で10万人に達し、そこから中長期的に増加していくと予想している。同社の内藤晴夫CEO(最高経営責任者)は1月7日、東京都内で記者会見し、「われわれの想定では、投与患者数は2030年ごろまでに世界で250万人ほどまで増加すると考えている」と語った。内藤氏は、具体的な数字は示さなかったものの、「発売直後は大きな利益を生まないかもしれないが、2年目の後半から3年目にかけて利益に貢献し始めるだろう」との見通しを示した。
<制度上の課題もあるようです。>
ただし、レケンビへの患者アクセスは当面、制限されることになる。米国では、同薬の投与対象となり得る患者の9割以上が高齢者向け公的医療保険メディケアに加入しているが、メディケアは迅速承認された抗アミロイドβ抗体の保険償還を臨床試験の参加者に限定している。米アルツハイマー病協会はレケンビの承認を受けて声明を発表し、「保険適用がなければ、新薬の恩恵を受けることができるのは自己負担が可能な人に限られる」と指摘した。
メディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)は1月5日、迅速承認された抗アミロイドβ抗体に対する現在の保険適用制限は、入手可能な情報の継続的なレビューに基づいて再検討される可能性があると指摘。FDAが正式承認した場合は、保険適用の範囲を広げることになると述べている。
<過去の歴史>
CMSの決定は、バイオジェンとエーザイが21年に発売したアルツハイマー病治療薬に大きく反応したものだった。「アデュヘルム」の製品名で米国で販売されている抗アミロイドβ抗体アデュカヌマブは、認知機能の低下を遅らせるというエビデンスがほとんどなく、外部の専門家で構成する諮問委員会が反対したにも関わらず、迅速承認された。
バイオジェンは当初、アデュヘルムの価格を年間5万6000ドルに設定していたが、その後、半額に引き下げた。保険適用が限定的なこともあり、22年1~9月期の売上高は450万ドルにとどまっている。
-------------------------- 抜粋ここまで。
ロイター
↓ 1月7日
↓ 1月10日
ネックになるのが、米国の高齢者向け公的医療保険「メディケア」の適用制限です。
バイオジェン
↓ by Wiki
日本においては、新薬の承認は困難を極めます。(事実上不可能。だから、日本の製薬会社や研究者がアメリカの企業と連携せざる得ません。)アメリカがGoサインを出した事は大きいと考えます。効果があるのなら、とっとと承認してもらいたいと考えます。
何故ならば、早期の認知症でないと効果が薄いと治験結果が出ているからです。