久しぶりにintel と AMDの状況を調べてみます。
①インテル
株価右下がり、売り上げも右下がりです。 株価 33.86ドル
総資産額 1390.29億ドル
キャッシュフロー マイナスです。
CDP 気候変動スコア A
➁AMD
AMDも一時持ち直しましたが、、ここに来て息切れです。株価 92.73ドル
総資産額 1496.96億ドル
キャッシュフロー とりあえずプラスです。
CDP 気候変動スコア B
時価総額は AMD>intel になっています。
Intel一強時代が去りました。
予想はしていましたが、、これほどひどい事になっているとは、、思ったより深刻です。
Gigazine
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ついでに、、Nvidia
<1年>
やはり、下落傾向です。
株価172.22ドル
時価総額 4305.50億ドル
<5年>
2021年が儲けすぎです。暗号通貨とともに歩んだ歴史になります。
bloomberg
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アメリカは政府が大金をはたいてTSMCを誘致しています。半導体工場を大幅に増やすつもりでいます。ただ、半導体工場を持つIntelもAMDもそこまで工場を大きくする気はないと思います。(採算が取れません。)アメリカ政府の投資にも限界があります。
そんな中。
Cnet
↓
サムスンだけは強気です。巨額な投資を行っています。
現状で見ると、メモリは大幅な下落傾向にあります。(余ってます。)ファブレスであるTSMCはいいとして、垂直統合に近い形で半導体を作るメーカーの負担はとても大きいはずです。(半導体産業は工場の維持に莫大なお金がかかります。=だから日本の大手が撤退しました。)大丈夫かな?有機ELパネルも中国に市場を奪われたし、余裕は無いはずです。
半導体は、サーバー用などの業務用、個人用のPC用、車載用、ルーター用など用途によって市場が異なります。いずれにせよ、Intelの力が弱まった事は確かなようです。
先は読めませんが、サーバー用はAMD 個人のPCはAMDとIntel互角か、現状ややIntel有利? サーバー用の方が粗利益が大きいので、当面はAMDの勝ちが続くでしょう。Nvidiaは昔のような大儲けは出来ないでしょう。
どのメーカーも満遍なく利益をシェアしているという事でしょうか。ただし、先行きは苦しいです。すでに需要をオーバーしています。また、需要の伸びのピークはとっくに過ぎています。
唯一例外なのが、日本車の車載プロセッサーです。日本の自動車会社のライン認定は世界一厳しいのです。そのため、日本車の車載用プロセッサーはルネサスしか対応できなかったと言った方がいいでしょう。つまり半導体メーカーからすれば利益は出ません。ルネサスさんがどれだけ頑張っても車載向けプロセッサーは不足します。ある意味ガラパゴス化しています。他国の半導体メーカーは皆敬遠します。プレイヤーがいなければ野球はできません。
3.11の時、ルネサスの半導体工場は壊滅的打撃を受けましたが、他社のプロセッサーを代替えして作り変えて対応しています。(技術者のスキルがずば抜けて高い。)そんなルネサスに自動車会社が支援したかというと。。??です。現在の自動車用半導体不足は自業自得です。因果は巡ります。(最近ではルネサスも車載用からの脱却を図っています。)
自分の会社だけが儲かれば良いという時代は終焉しました。一緒にシェアしながら、ともに持続的、継続的な成長を遂げた方が気持ちがい良い。それこそ、SDGsです。この先、本当に先が読めない時代が続きます。皆が協力しあわないと、全員で一緒に沈む事になります。
できるかな。。色々と各企業の決算、役員を調べましたが、日本の企業も難しい事になっています。協力する事が益々困難です。口の上手い人がトップに立つと、物事がうまくいかなくなります。(最近は技術系のトップが減少している事が気がかりです。)