昨日は、母親の病院に行ってきました。受付していただけるまで2時間30分は待ったと思います。一般的に病院は木曜日休みです。更にその前はお盆の週で休みの病院が多い。結果として、多くの患者さんが病院に押しかけける事になります。
この病院は、院長さんが広範囲の領域をカバーしているので、勢い患者数が多くなります。一般の病院の3倍以上でしょう。(更には認知症の患者さんを専門としています。)そこに、コロナワクチン、発熱外来と来るとキャパオーバーです。
改めて気がつくと、駐車場スペースが広い。以前の場所から現在の場所に移転した意味が判ります。
高齢者とそれを介護する家族が多い。更に、この日も熱い一日でした。(ただ、湿度が低かったので助かりました。)病院内はいっぱいなので、外で待ちます。(母親は病院内)ひっきりなしに車が往来します。(介護用の車も多い)この国高齢者の介護で多くの時間を取られます。対応するお医者さんも大変です。そんなに若くはありません。10年後の日本の病院の体制が心配です。今の医院長さんがいなくなったら病院は機能しなくなります。
私の街では、個人病院の廃業が続いています。(同じくらい、新規参入者がいるので、それほど目立ちませんが)個人病院は院長さんがいなくなったら畳むしかありません。スタッフは他の病院に移動するので影響は少ないのかもしれませんが、、医者の子供を医師にした気持ちは理解できます。(近年では検査装置が高額です。1億円代は当たり前です。)継続した持続的な病院経営は必須です。
また、それだけの重責な存在なのに、社会的に評価されているかというと。。??です。日本は過剰サービスに慣れすぎて、それが当たり前的感覚が多く、人、物に対しての正当な評価感覚が麻痺していると行ってもいいでしょう。(過労働はこの国の病巣です。)
話が長くなりますので、、読み飛ばしてください。
※:専門家ではありませんので、データから意見を述べているだけです。参考程度にして下さい。
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<医師の数を増やす。>
日経
↓
医学部恒久定員内での地域枠の設定促進策を議論|日経メディカル ワークス (nikkeibp.co.jp)
詳しくは、日経メディカルに登録すれば閲覧可能です。
「2024年度から開始される次期医師確保計画策定」
2023年1~3月をめどに医療計画の指針を策定する。とありますが、すぐ目の前です。
厚生労働省
↓
厚生労働省も動き出していますが、現実との乖離は埋まりません。医者の絶対数では無く、地位域による偏り、医科による偏り、は解消できていません。住んでいる地域差による医療格差は歴然です。
<日本ならではの治療>
私の県には重粒子線治療の装置がありません。他県での受診になりますが、高齢の方で、地元の大学病院が良いという判断をして悲惨な結果になった事例を知っています。可能ならばX線治療は避けるべきです。重粒子線の方が副作用が少ない事は明らかです。(被ばく量が違います。)
ANTMより
↓日本の粒子線治療施設
日本の粒子線治療施設の紹介 - 粒子線治療 (antm.or.jp)
図中の建設中とある施設は既に完成済みです。
日本には粒子線がん治療施設が25ヵ所(重粒子線:6ヵ所、陽子線:18ヵ所、重粒子と陽子線の両方:1ヵ所) 特に重粒子線は7カ所です。せっかく日本に住んでいます。世界でも重粒子線治療が受けられるのは日本だけでしょう。
話が飛びました。戻します。
医師の絶対数は増えています。ただ、適材適所になっていません。これは厚生労働省の責任でしょう。(あえて触れません。)現在、慌てて、増やそうとしていますが、やがて増えすぎるて余る時期が来ます。役所のやりそうな事です。
私の街を見ても、歯科医師の数が多くなりすぎている事は事実です。以前通っていた医師の建物も古く、設備の更改も十分ではありません。
最近では、循環器系の医者の増加が目立ちます。噂の良い医者に患者は集中します。事実、私も医者の選別はします。必然的に患者は医師を選ぶ事になります。。ここが問題なのだと考えています。(数では無く、質の問題。)高圧剤などの薬の利権とも絡んできます。
<歯科医師>
厚生労働省
↓ 古いですが。。
Microsoft PowerPoint - 150220 歯科医師需給【最終】 (mhlw.go.jp)
歯科医師の数の削減に躍起です。目的と手段が違うと思うのですが、、いつもの事です。。
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母親の病院に行って来た時の感想だけで、これだけになりました。一度終わりますが、
心配なのは、医師の質の問題です。患者の触診すらせず、顔すら見ずにモニターと睨めっこの若い医師を見かける事があります。論外です。医師はとても高度な領域を扱い職業です。その育成過程は細心の注意を払う必要があります。ダビンチ等ロボット手術を行う時代です。(3次元感覚と並外れた平衡感覚を必要とします。)医師が勉強する分野は年々増えています。厚生労働省も実態は把握しきれていないでしょう。
医師編はここまで。