Jetroサイトより。
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最近は、『後発開発途上国』と呼ぶようです。16カ国の内訳は、
・トーゴ
・エリトリア
・キリバス
・ジブチ
・ギニア
・カンボジア
・ラオス
・ルワンダ
・バングラデシュ
・モザンビーク
・ネパール
・スーダン
・ソロモン諸島
・バヌアツ
・チャド
・中央アフリカ
中国発の『後発開発途上国』との経済圏が出来上がりつつあります。着々と布石を打っています。
全部の国について学ぶ事となると大変です。
まずは、『カンボジア』について勉強します。
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Jetro現地レポ サイトを利用します。
↓ 2021年 12月 28日
全シリーズを通して見ると、カンボジアの国の形が見えてきます。わかりやす。
ちょっとつまみ食いします。
<地形>
・水源
・稲作(雨量による肥沃な平原の形成。)
・漁業
日本と良く似た環境です。
・トンレサップ湖 大きな湖があります。
歴史に翻弄された国家で内戦のイメージがつきまといますが、現在では様変わりしています。
<母国語>
クメール語 特著的な文字です。スマホの音声翻訳で訳せます。Goole翻訳がいいです。
<宗教>
98% 仏教徒です。
<地理的特徴>
・なんといっても内陸のど真ん中にあります。港もあります。
・南部経済回廊が日本との関わりが強いようです。
東西経済回廊/南北経済回廊/南部経済回廊 の3種類があります。
・国土は日本の半分です。
・高速道路などの道路整備も進められています。鉄道も着々と近隣諸国へ接続されています。(元々はフランス主導)
・近隣諸国に良好な港があります。
中国主導のインフラ整備が進められています。
・空港については、現在新空港加発が進められています。(現行の空港は狭いそうです。)
2020年のデータです。
<年齢の中央値>
25.6歳 。。若い。
<最低賃金>
194ドル/月 実際はもっと多い事が判ります。
<GDP>
260億ドル。 今後も成長すると期待されています。
<産業>
農業、縫製業、建設業、観光産業、不動産業が盛ん。土地の大幅な値上がりが予測されます。(賃金の大幅な上昇も見込まれます。)都市への流入が止まりません。経済成長率がとても高い。今後も都市部への流入は止まらないでしょう。
<輸入>
原材料は輸入に頼っています。
・衣料品、電気部品、自転車、など輸出品も多い事が判ります。
・加工産業が輸出のメインになります。
<輸出額>
アメリカがトップです。チャイナ回避の影響が鮮明に出ています。
ワイヤーハーネスもカンボジアとは、日本は第7位です。。もっと上位に入った方が良いと思います。中国との関わりが益々強化されていますが、アメリカへの忖度もあり、大変だと思います。
<個人収入>
中間所得層が増加しています。消費意欲が旺盛です。富裕層も多そうです。過渡期にはビジネスチャンスが生まれます。
コンビニ・ショッピングセンター。。かっての日本の状況と同じです。キーワードは、若年層の購買意欲です。イオンも積極投資しています。(日本人駐在んにとってはありがたい。)
外国品の小売り規制が緩いとは、、住みやすそうです。セブンイレブン2店舗だそうです。外食が多いのも特徴でしょう。スタバ、KOI The(台湾なんですね。知りませんでした。。) ドミノピザ、ケンタッキーフライドチキン、ロッテリアなどアメリカを中心に、近隣諸国のお店が出店しています。日本からは、丸亀製麺所、牛角が出店しています。
プノンペンだけで、ショッピングモールが20か所もあるそうです。。日本は少ないです。残念。。DAISOも出店しています。キリがないので、、当然日本の商社も頑張っています。
<通貨>
バコン 日本のソラミツと共同開発したデジタル通貨です。QRコード決済も盛んです。(銀行口座を持つことも不要。)決済手数料も只。すごい!!
<スマホ>
アプリ開発が盛んです。財布は無くてもスマホがあれば全て事足ります。既存の強固なシステムが無いので、フィンテック化には理想的環境だと思います。facebookが一番流行っています。Eコマースとしては、Alibaba Aliexpresは外せないでしょう。中国企業は、amazonから学んでいます。(Aliexpressも中国とは陸続きなので、日本ほど配送日数がかからないようです。)
<アグリテック>
ドローンとIOTを利用して効率的な農業を進めています。農業の見える化を進めています。これまた、スマホとの相性が良いです。
<日本企業>
EMSまで受託しています。『タイ+ワン』。つまり、アジアにおける雇用の最適化を行っているという事です。
↓ YAMAHAのZ:LEXが映っていました。(万能表面実装機)
皆さん、綺麗なラインでお仕事されています。きっと細かい作業があるのでしょう。(その昔、日本の中小企業の方が、若い人でないと細かい作業はできないと言ってみえました。顕微鏡レベルになるとその差が顕著です。)企業には企業の理屈があります。エンジニア不足という言葉が気になりました。(基礎教育が遅れている。=逆に言うといくらでも伸ばせる。日本が得意な分野です。)タイとの関係が良い事は知りませんでした。食という点では、日本食はとても相性が良い。味の素が参入するのも至極まっとうな事です。
Sumi
↓ 住友電工です。
ワイヤーハーネス。現地調達が困難。輸送コストが高いの2点が改善されればアジアでもTOPの成長率を図れるそうです。
Yorks
↓
↓ タジマのミシンが使われていました。
基幹となるマシーンは日本製です。日本製のマシーンは優秀です。
どの企業も、ご苦労されておられます。文化の相互理解は大切です。相手国への強い関心と、リスペクトは欠かせません。世界でご活躍される日本人は多いです。感謝多謝です。
2022年、カンボジアでASEAN外相会合が開かれました。
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カンボジアは、ロシアとも経済的に関係がありますが、最近は欧米に忖度して中立の立場を取っているようです。(ペロシ下院議長の訪台によって、会合は混乱しましたが、、)
『イオン前、イオン後』(2014年)という言葉は初めて知りました。カンボジアには初期の頃から出店しています。(ベトナム、インドネシアにも出店中)
このサイトは、カンボジアについてとても良くまとめられています。国が若いという事はとても魅力的です。
<参考>
財務省の資料
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https://www.mof.go.jp/pri/research/conference/fy2021/asean2021_03_01.pdf
資料としては、こちらがとても良くまとまっています。
タイと同じく国王の国です。本来国民性も穏やかです。王政が安定している限り安心です。(逆に言うと国王で国が決まります。)
youtubeって勉強になります。知らなかった世界を知ることができました。
今日のお勉強はここまでです。