台湾について、調べてみました。(はじめはJetroサイトと外務省のサイトを調べて資料に使用としましたが、力尽きました。(データがそろっていない。直近の状況がわからない。データの値が違う。等))ちょうどみずほ銀行の7月の資料が上がっていました。

 

みずほ銀行 のサイトより

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https://www.mizuhogroup.com/binaries/content/assets/pdf/taiwan/taiwan-jp/fin-info/statistics/monthly/m2207.pdf

 

---------------   抜粋 -----------------------

 

 

 

 

 

 

 

 

 

--------------------------  抜粋終わり ---------------------

<まとめ1>

2022年の経済成長率は3.91%に下方修正したが、台湾経済は安定して発展している事を裏付けています。特に2021年は6.57%という極めて高い伸び率だったので、3.91%でも低く見えてしまいましす。6月の輸出額は単月の過去2番目の水準であり、主力製品の輸出の好調さは維持しています。輸出先を見ると、中国、アルゼンチン、米国、欧州、日本のうち、中国だけがマイナスでそれ以外は好調です。

注目は鉱工業生産指数でしょう。自動車関連がマイナスです。日本は、台湾を頼る事はできません。自動車の半導体は日本が全て自前で用意する必要があります。物価上昇は、食物類が一番大きく、次に交通費、住居類と続きます。7月以降は落ち着くととの見通しです。失業率の増加は、飲食関係のようです。小売業を見ると、購買意欲は強く飲食以外は高いレベルにあります。

 

----------------  主要経済指標の抜粋です。 -----------------

 

------------------------- 抜粋ここまで ---------------------

<まとめ2>

台湾経済は、年々輸出額を伸ばしており手堅い成長を続けています。物価高はどの国も同じです。日本と違って、経済が好調なので賃上げが出来ます。物価上昇分の吸収は十分可能だと見ます。なお、台湾は日本と同じく利上げはしていませんでいた。(過去形です。今年に入って実施しています。)

 

加権指数 (5年)

  ↓ 加権指数 一時的に下がりましたが上昇傾向にあります。

 

加権指数 (1年)

7月から反転しています。

 

<参考サイト>

  ↓ 2021年の実績 絶好調でした。

  ↓ 2022年の予測値です。

当初予想よりは下がっていますが、日本に比べれば問題無いレベルです。相変わらず成長戦略路線を維持できています。

 

<為替> goole fineceより

<ニュー台湾ドル 対 円>

TWD/JPY(5年)

2020年辺りから円安です。

 

TWD/JPY(6か月)

直近では、円が戻しています。

 

<ニュー台湾ドル 対 米ドル>

TWD/USD(5年)

2022年まではニュー台湾ドル高でしたが、直近で戻してきています。

 

TWD/USD(6か月)

ニュー台湾ドル高でしたが、2022年から米ドル高になりつつあります。ニュー台湾ドルが売られています。

 

アジアでも一番強い通貨になっています。みずほ銀行のデータにもありますが、台湾も日本と同じく利上げを実施しませんでしたが(3月に1回目実施。10年ぶりの利上げです。)、ここに来て状況が変わりつつあります。もっとも、台湾は利上げしなくても為替が強くなっているので、日本の置かれた状況とは決定的に異なります。台湾は、ニュー台湾ドルが米ドル高になっているのに利上げを実施しました。

 

Reutersのサイト

  ↓ 

 

もはや世界で利上げをしないのは日本だけになりました。現状の経済状況を見る限り、日本(円)はもはやアジアの金融の中心では無くなった事を意味します。(日銀が責任放棄しました。)金融セクターから日本が外されそうです。大丈夫ではないと思います。

 

※:記事に間違いがあったので修正加筆しました。