自宅のヘルシオを出張修理していただきました。

 

ドアを開け閉めすると『カチャカチャ』音がするのと、突然止まったり、電源がオフになってしまう事があったからです。(購入当初からです。)

 

ググれば一杯出てきますので、、有名な故障のようです。結論からいうと、『プーリー部分の強度不足。(左右両方)』『基盤とドアをつなぐコネクターの強度不足。』の2点になります。これは有名な故障のようで、出張修理してくださった技術者の方にお聞きすると、製造部門に言っても『XXX回耐用年数があるから』の一言で片づけられるそうです。困っていました。

 

シャープの設計製造部門の品質管理の在り方がずさんなのだという事が読み取れます。(本来ならリコール対象です。)

 

修理は結構時間がかかっていました。基盤の取り換え、プーリー2箇所取り換えですが、全部分解しないとうまく修理できない構造になっています。設計をする技術者は修理の事も念頭に設計を行うのが当たり前です。→開発陣のやる気のなさを感じさせます。

 

ヘルシオも最新型は18世代。自宅のヘルシオは13世代。2017年製です。古いと言えば古いのかもしれません。

 

修理費用は約18,000円程です。安いと思います。日本国内での出張修理をしていただけるのはありがたい。その日に直ります。外国製品だと、修理には時間がかかります。修理代も高額になります。自国に修理する(工業製品を製作する能力がある。)技術があるというのは、国民に利益をもたらします。

 

後日SMBCクレジットから支払いの用紙が届くそうでうす。=働き方改革の一環だそうです。。目的と手段を間違えていますが、、)

 

たぶん、修理に来られた方は元々は、ほかの部署にいた技術者でしょう。抑えた口調から、色々と苦労された様子が見て取れます。

 

※:ヘルシオはWikiによると、シャープと大阪府立大学のコラボで開発された製品です。その意味ではベンチャー的な開発の経緯を経ています。

 

シャープ:

代表取締役 (社長) 呉 柏 勲

           沖津 雅浩

取締役        許 庭 禎

           王 震 緯

取締役(監査等委員) 呂 旭 東

           姫岩 康雄

           中川  裕

 

シャープは、2016年に鴻海精密工業の子会社になっています。

 

親会社の鴻海精密工業は開発に向けての投資には積極的です。

 

Jetroより

  ↓ EV向け電池セルの研究開発拠点を高雄に建設。

 

 

日経より

  ↓ 中国の半導体産業に積極的にかかわっています。

アメリカさんから横やりが入りそうですが、、それ以前に台湾当局の審査をパスする必要があります。

 

日経より

  ↓ 

 

紫光集団、内部事情がややこしい事になっています。詳細はwikiを見るとわかりますが、、

 

2016年 日本のキオクシアもNAND型メモリ工場の建設に東芝の社員も協力しています。

2017年 エルピーダメモリの元社長坂本幸雄をCEOに起用しています。

2021年 放漫経営により破産

 

※:坂本幸雄 エルピーダメモリを潰した張本人です。(懲りないな。。)

 

日経XTECHより

  ↓ 倒産はしましたが、、

 

東洋経済より

  ↓  2021年の記事です。

 

Bloombergより

  ↓ アメリカの視点です。

 

かなり問題のある会社ではあります。中国当局の目も光っています。中国のメンツもかかっています。アメリカの思惑とは別に中国と台湾のコラボは今後も盛んに行われます。どれだけ、アメリカが規制しようとも、中国の開発の勢いは止まりません。中国と台湾は対立の構図だけではありません。経済面ではとても親密な関係にあります。(もちろん日本とも密接な関係です。)

 

今日はここまでです。