※:初めに:株式については素人です。間違っている事があるかもしません。個人的な見解です。
--------------- ここから 日銀関連 --------------------
13日(月)に続いて、17日(月)も日銀は日本株(ETF)701億円の買い支えを実施しました。週に2回も介入しています。合計1402億円。
↓ ロイター
ここまで来ると、まともな政策とは言えないと思います。
17日午後行われた会見では、黒田総裁は壊れたテープレコーダーのように同じ事を繰り返します。会見では何を言っているのかわからないので日銀の議事録を見ます。
↓日本銀行のサイト 当面の金融政策運営について
https://www.boj.or.jp/announcements/release_2022/k220617a.pdf
------------------- 抜粋 -------------------------
(1)長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)(賛成8反対1)(注1)
①次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針は、以下のとおりとする。
・短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマイナス金利 を適用する。
・長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要 な金額の長期国債の買入れを行う。
②連続指値オペの運用
上記の金融市場調節方針を実現するため、10 年物国債金利について 0.25% の利回りでの指値オペを、明らかに応札が見込まれない場合を除き、毎営業 日、実施する。
(2)資産買入れ方針(全員一致) 長期国債以外の資産の買入れについては、以下のとおりとする。
①ETFおよびJ-REITについて、それぞれ年間約12兆円、年間約 1,800億円に相当する残高増加ペースを上限に、必要に応じて、買入れ を行う。
②CP等、社債等については、感染症拡大前と同程度のペースで買入れを行い、 買入れ残高を感染症拡大前の水準(CP等:約2兆円、社債等:約3兆円) へと徐々に戻していく。
------------------- ここまで -------------------------
※:4月28日の金融政策決定会合とまったく一緒。なんの為の金融政策決定会合なのか意味不明です。(9人のメンバーの内8人賛成、1人反対。まったく同じ。)
↓ 政策委員会のメンバーです。 9人
メンバーを見る限り、証券会社/民間の重電大企業/メガ銀行/銀行系総合研究所 それなりのメンバーが揃ってます。9人のうち一人は今回の政策に反対しています。。誰かな。。FRBでは全会一致が原則だと思っていたので。日銀の政策決定会合に、反対意見がある事に興味があります。(彼らの挨拶趣旨を読んでいる時間もないので飛ばします。)
↓ ブルームバーグ
日銀がいくら買いオペをした所で、諸外国の金利上昇の流れは止まりません。ましてや日本も同じ傾向になるのは必然です。いつまで買い支える事ができるのか、とても疑問です。ETFの買い支えも限界があると考えます。市場の事は市場に任せた方が結果的に早く安定すると考えます。どうにもならなくなってからでは、市場に破壊的な影響を与えかねません。杞憂だといいのですが。。
※:5日前に書いた「長期プライムレート」 のブログも参考にして下さい。
---------------------- ここまで 日銀関連 ----------------
-------------------- <日本株価についての考察> --------------
<考察1>
①6月13日~15日までの個別の銘柄を見ていきます。
○三菱UFJフィナンシャル・グループ
13日と17日のマーケット開始時間には大きな窓が空いています。外国からの強い売りがあったと思われます。17日はマーケットが開始になっても約定できない株が多く、「特別気配」のついた状況が続きました。最後まで約定できなかった銘柄もあります。定期的に売り圧力の実弾が飛んでくるのはもはや日常茶飯事です。したがって、特に順張りをする人は高値掴みに要注意です。(売りは経験が無いので判りません。)今週は2回強い売り圧力があった事がわかります。それ以外は強い買いが入っています。
★13日17日の売り以外は買いの動き
5日間に限っていえば、
745円付近→735円付近 1.3%程度の下落
○トヨタ
日銀が701億円の買い支えをした13日と17日のマーケット開始時間には大きな窓が空いていますが、それ以外にも、14日も強く売られています。さらには、16日には、強い買いが入っています。「窓が空いています。」16日のみ強い買いが入っています。
★13日14日17日と売り、16日は買い。
5日間で結構値幅が動いています。
2200円近辺→2000円近辺 9%程度の下落。(このパターン多いです。)
○日本電産
日銀が701億円の買い支えをした13日と17日のマーケット開始時間には大きな窓が空いています。外国からの強い売りがあったと思われます。
★13日14日17日と売り、16日は買い。
5日間で結構値幅が動いています。
8900円近辺→8000円近辺 10%程度の下落。
(一時8000円割りました。)
<まとめ>
ここ一週間は、銘柄によって下落率が多く異なります。有望とみられる株は大きく売り越されません。配当が大きい株は持っているだけで含み益と配当が入るので安心できます。株価の下落率が高い銘柄は、配当も少ない事が多く(全体的にその傾向が強い。)本当の安値の時に購入していないと心臓に悪い相場だと思います。
<考察2>
①過去3年までの個別の銘柄を見ていきます。
○三菱UFJフィナンシャル・グループ
2020年4月頃に底値を形成しています。450円近辺。そこから見着実に右上がりのグラフの出来上がりです。2020年4月に購入したと仮定します。
450円近辺→730円近辺 上昇率 約1.6倍となります。この時に購入した人は配当ももらえて、今売却しても倍近い金額になっています。ただ、配当もそれなりに高いので、長期保有者は多いと推測します。2020年内は株価が余り動かなかったので、2020年は絶好の買い場だったと推測します。
○トヨタ
2020年4月頃に底値を付けています。1300円近辺。その後右上がりではありますが、下がる局面もあり2000円を超えた当たりからBOX圏に入っています。2020年4月に購入したと仮定します。
1300円近辺 → 2027円 約1.55倍となります。こちらも配当がそこそこ付きます。長期投資としても悪くないと考えます。今売却してもいいでしょう。この銘柄も2020年内であればそれほど上昇していませんので、絶好の買い場だったと推測します。
○日本電産
2020年4月頃が底値です。6000円近辺から2021年2月までは順調に右上がりですが、そこから下げ始めます。2021年12月からは一気に下落。現在8000円近辺です。2020年4月に購入したと仮定します。
6000円近辺→8000円近辺 約1.3倍となります。この銘柄は配当が1%を切ります。配当狙いの銘柄ではありません。それでも、含み益は十分得られていると思います。2020年内は一気に上昇したので、購入のタイミングは2020年4月前後でしょう。結構購入時期が難しい銘柄だったと推測します。
こりゃ永守さん、会長に復活する訳だ。。今の現状は許せないものがあるでしょう。
<まとめ>
ここ3年間では、2020年の時が絶好の買い場だった事と思われます。この時期に高配当の銘柄を多数所有した人はご利益があります。(含み益大事。)
<番外編>
日本郵船の株価見てみました。(直近3年)
2020年4月の時は、1300円近辺です。その後9320円(最高値は12490円)
2020年 1300円→9320円 7.1倍 すごい!!最高値の時だと、9.6倍です。さらには、この銘柄配当が高い。長期保有としては理想的ですが、、2020年の時点で購入した人がどれだけいるのでしょうか?長期保有者からすると、ちょっとした株価の下げは気にしないでしょう。
怖い怖い。。知らない方がいい事もあります。もっとも私個人には何の影響もありませんが、、上記の株は所有していません。とにかく高値掴みだけは避ける事でしょう。アメリカ株の下落率を見ると怖くなります。
<最後に>
①日経平均株価の変動 (ロイターのチャート使います。)
6月13日~17日の日経平均株価の変動をみます。
ロイターのチャートだとこれくらいしか見れません。ごめんなさい。使いこなせていません。(売買高出ていません。msnのチャートは時間がずれているし、日足でないし。。お金が無いので有料のチャートは使えません。)
①13日、14日、17日と大きく売り込まれています。13日と17日は日銀がそれぞれ701億円のETF買付を実施しています。見事に右下がりです。いくら日銀が頑張っても下がるものは下がります。正しい戦略だとは思えないのですが、、個別でみれば、上昇する株は上昇します。下がる株は下落します。アメリカ株に比べれば、現在の日本株の状況はそれほど危機的状況ではないと見ます。(2020年基準)そもそも日本株はアメリカ株のような急激な上昇はしていません。最終的には市場の事は市場に任せた方が自然に落ち着くと考えます。(世界の流れに面をあわせた方が自然。)
②もっと言えば、有望株とそうでない株の選別は既に終わっています。(市場が判断しています。)後は長期投資すればそんなに問題ないと思われます。
③日銀がETFを買い続ける事が分かっているから、強い売りが発生します。売りで利益上げて、日銀が購入したら買いで利益を得られるのでダブルで儲かります。(あくまで個人的な推測です。)10年物国債も同じ。いい加減やりかた変えないと日本の国家財政が疲弊するだけです。
<おまけ>
もっとも、もっと長期でみれば、
<三菱UFJフィナンシャル・グループ 最長>
(日経smart chart PLUS使ってます。とても優秀なツールです。)
<日本郵船>
長いレンジで見ればどこが底でどこが山なのか誰にも判りません。それにしても、日本郵船すごいと思います。最安値で購入した人は超ラッキー!!高値掴みが一番怖い!!
今日は、ここまで。