上昇しつつあるようです。

 

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令和2年4月10日 1.10

令和2年5月 8日 1.05

令和2年8月12日 1.00

令和4年2月10日 1.10

令和4年6月10日 1.20(年%)

 

   ↓BOJ(日本銀行)のサイト

 

ここ2~3年で上昇傾向である事がわかります。

 

※:長期プライムレート:銀行が企業に貸出をする際の最優遇貸出金利の事です。(1年以上)

※:新長期プライムレート:最近では、短期プライムレートを長期プライムレートに上乗せするのが一般的なようです。

 

企業が新規に大型契約をした場合などは、この長プラ分が価格交渉で効いてきます。(額が大きくなるほど無視出来なくなります。)

基本、貸出金利の目安になります。土地や建物を銀行からお金を借りてローンを組む場合にジワリと効いてきます。

 

買い物は現金決済の方がお得だと思いまが、大きな買い物の場合はローンを組みます。これから物件を購入しようとする人には気になる値だと思います。

 

  ↓NHKサイトより

日本長期金利(10年国債利回り)も当然上昇中で、日銀が国債買い入れを実施しています。日銀としては金利上昇を抑えたいようですが、、為替の介入も含め対策しないと効果が薄いと思われます。日銀は4月から指値オペを行っています。6月13日は1兆5000億円以上の国債を買い入れを実施しています。

 

 

各国の長期金利は以下のサイトがわかり易いと思います。

 

    ↓ 日生サイト

 

日本の金利がダントツ低いです。

 

    ↓ 日生サイト

 

日本国債(10年)月足を見ると、2019年7月を底辺として以降上昇傾向です。

  2019年7月はマイナス金利です。 (約 -0.3%)

アメリカ国債(10年)月足は、2020年7月を底辺として一気に上昇しています。

  マイナス金利になった事はありません。(約 0.5%)


 

ドイツ国債(10年)月足は、2019年7月を底辺として一気に上昇しています。

  2019年はマイナス金利です。   (約 ー0.75%)

その他、インド国債(2020年5月頃に底辺)、オーストラリア国債(3回くらい底辺があります。2019年7月/2020年4月/2020年9月)その後は一気に上昇です。

 

各国で金利上昇傾向が明確です。

 

   ↓ 野村総合研究所

 

ヨーロッパ中央銀行がマイナス金利政策を終了宣言しました。日銀も同様な方向に向かうのだと思われます。

 

そろそろ日銀も政策転換しても良い頃だと思います。こういった指標は経済にジワリジワリと影響を及ぼします。(過日の黒田総裁の失言?も政策転換したら国民からどんな反応が返ってくるかを読んでの発言だとしたら大したものです。裏で政策転換の時期を探っている様子が伺えます。)

 

我が家的には、お金を借りるより現金決済の方がお得なので、いつもニコニコ現金決済です。日銀はマイナス金利という異常な政策を取り続けてきましたが、いい加減世界経済と面を合わせないと日本だけ例外という事はあり得ません。金利の不均衡は経済の不均衡を生じさせます。お金を預けて金利が付くとなると、お金の流れも変わります。

 

   ↓ BOJ(日本銀行) 金融政策

   ↓ 日銀の金融政策運営

https://www.boj.or.jp/announcements/release_2022/k220428a.pdf

 

---------------------------  <抜粋>  ----------------------------

(1)長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)(賛成8反対1)(注1)

 ①次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針は、以下のとおりとする。 

 ・短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマイナス金利 を適用する。

 ・長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要 な金額の長期国債の買入れを行う。 

 

②連続指値オペの運用の明確化 上記の金融市場調節方針を実現するため、10 年物国債金利について 0.25% の利回りでの指値オペを、明らかに応札が見込まれない場合を除き、毎営業 日、実施することとした。 

(2)資産買入れ方針(全員一致) 長期国債以外の資産の買入れについては、以下のとおりとする。

  ①ETFおよびJ-REITについて、それぞれ年間約12兆円、年間約 1,800億円に相当する残高増加ペースを上限に、必要に応じて、買入れ を行う。 

 ②CP等、社債等については、感染症拡大前と同程度のペースで買入れを行い、 買入れ残高を感染症拡大前の水準(CP等:約2兆円、社債等:約3兆円) へと徐々に戻していく。

---------------------------  ここまで --------------------------

 

<総括>

金利上昇を抑えるため、大量の国債発行。ETF/J-REITに年間12兆円の買い入れ、CP/社債の買い入れと日銀は大量の買いオペを実施しています。ただ、市場の流れは逆です。いつまで買い支える事ができるか極めて疑問。ハッキリ言えば場当たり的な政策としか言いようが無いと思います。日本国を借金(負債)まみれにして欲しくないと考えます。若い世代が大変です。いつまでも後送りする政策はやめて欲しいと考えます。(意思決定が遅い。遅すぎます。)

 

※:個人的見解ですので間違いがあるかもしれません。経済学について学んだ事はありません。

 

<追記>   ↓ロイター

日銀、ETFを701億円購入 5月19日以来 | ロイター (reuters.com)

 

13日だけで701億円の買いオペ実施しています。保有する株をどうするつもりでしょうか。売ることもできません。

       ↓ブルームバーグ

ETFで身動きとれない日銀の姿、世界で最も大胆な政策実験の末路か - Bloomberg

 

記事の通りで世界の潮流とかけ離れています。バランスシートが悪すぎます。

 

------------------------  抜粋 -----------------------

 

50兆円以上の株をいつどのように売却するのでしょう。

2020年は単年度で7兆円以上購入しています。ここ2年では減少傾向です。

------------------------- ここまで -----------------------------