近年半導体不足の影響と仮想通貨の影響でGPUの価格は高騰していましたが、ここ最近は価格が下がっているそうです。(PCパーツショップでの価格と一致しますが、一部売り切れのものもあります。それでもかなりの数が入庫したようです。)

   ↓Itmediaより

 

と言っても現在は円安です。いつ価格が高騰するかわかりません。アメリカアマゾンでCPUやGPUを購入した方が絶対安いのは事実です。(Amazonの価格を見れば歴然です。)

 

さて、何かと話題のGPUですが、NVIDIAが2018会計年度において、GPUの売り上げに関して暗号資産マイニングが”同社の収益拡大の重要な要素”であったことを開示していなかったという理由で起訴され、550万ドルの罰金を支払うことでSECと和解しました。

 

ゲーム目的の売り上げか、仮想通貨目的の売り上げなのかまで調べられるとは、、さすがアメリカです。仮想通貨への加熱感が感じられます。購入時に使用目的を記入する欄でもあるのでしょうか?別の意図があるように思います。2018年は中国で仮想通貨バブルがはじけた年です。(Google Financeのグラフで確認できます。)その責任をとらされたと思われます。では、AMD(RADEON)はどうなんでしょう?

    ↓wcc ftech より より高速なGPUが発売されます。

 

SECの主張が良く理解できませんが、それぐらい仮想通貨の金融市場への影響を懸念しているのだと思います。SECサイトをよく読むとクリプトマイニングが収益拡大の重要な要素である事を開示しなかった事に対する罰金のようです。

 

     ↓記事にあったSECの元文

※:クリプト:クリプトカレンシー(暗号通貨(海外の名称)=仮想通貨(日本の名称))

※:クリプトマイニング:

ブロックチェーン上の取引を検証することで検証実施者に対価が支払われるシステムのようです。

 

   ↓IBMのサイトより。

企業もクリプトマイニングを生業にしています。

 

ついでに、、

 

   ↓Esetのサイトより

いやいや、セキュリティー対策も大変です。日本ではランサムウェアで病院や企業がハッキングを受けて右往左往していますが、クリプトジャッキング、クリプトマイナーという言葉もあるんだ。。スマホも危ない。もちろんPCも。。

こんな記事もありました。

    ↓Zdnetより

大丈夫ではなさそうです。

 

   ↓techtarget.itmediaより

2018年ぐらいから問題になっていたようです。

 

仮想通貨についての日本のJetroの資料です。ちょっと検索したらザクザク出ます。

 

   ↓

 

 

 

 

 

まだまだありますが、、キリがない。最後にちょっと古いですが、これまたJetroの資料

    ↓

https://www.jetro.go.jp/ext_images/_Reports/02/2018/fd55599ca0ae4236/201805ny.pdf

よく分析されています。

 

アメリカでは、証券取引委員会(SEC),商品先物取引委員会(CFTC),米財務省(USDT),内国債入庁(IRS)によって規制をかけられています。また、州によって状況が変わります。

 

野村総合研究所の記事です。

  ↓

 

Jetroの資料と違って、FRB,通貨監督庁(OCC)、連邦預金保険公社(FDIC)の記述が入っています。いろいろな資料を見ると個人投資家の保護を考えての処置と考えた方が良さそうです。投資家に取って新たなリスクが増えたという事でしょう。仮想通貨の事については素人なので、これくらいにします。

 

---------------------------  おまけです。 ------------------------------

 

ついでに、金融といえばFRBです。そのFRBの委員の方を調べてみました。

FRBのメンバーが1914年から記載されています。

    ↓1914年~

 

アメリカの中央銀行の職に就かれる方は博士が多く(ダブルホルダー)日本の日銀とは大きく異なります。(一般の会社も同様ですが、)

 

現在のアメリカは国内の政治は内紛状態でうまく機能していません。政治的な横やりが入る中での金融政策は困難を極めると思います。(アメリカは中間選挙が控えています。何が起きてもおかしくありません。)

 

グリーンスパン ルービン ポールソン ガイトナー ボルカー等回顧録は読みましたが、アメリカで長の付く仕事は大変な激務です。責任が重い。概ねアメリカのセントラルバンカーや財務長官職に就いた方は日本の政策より、中国の政策を評価しています。日本人としては、そのあたりが辛いところでしょうか。

 

現在のパウエル議長は長年FEDで活躍された方です。難しい政局が続きますが、堅実な手法を取ってくると思います。(今後の世界経済への危機意識が高い。)個人投資家は真剣に勉強しないといけないでしょう。ますます複雑化する投資ビジネス。正直ついて行けません。