ここ数年、一気に増えたのが詐欺メール、なりすましメールです。
不特定のサイトから、何度でも送られてきます。迷惑メールとして仕分けしてもアドレスを変更して何度でも送り続けられます。迷惑メール対策を高にしても良いのですが、必要なメールまで迷惑メールに紛れ込む事になります。
迷惑メールかそうでなかの判断を下せるメーラーはまだ存在しないと思います。そもそも使った事のないサービスからメールが届きます。迷惑メール対策には毎回頭を悩ませています。AI検索を使って、迷惑メールを排除したい所ですが、現在のAI技術は、ある機能を作ることは出来てもその機能を無効にするだけの論理的解決手段を持たないのだと考えます。
AIは、統計的手法をとり続けている限り、確率的に対応しなければいけません。確率的に排除するという事が大変困難な作業なのだと思います。この辺りは、シンギュラリティを待つしかないのかもしれませんが、忙しい現代人としては迷惑であリ続ける事に変わりありません。
ランダムで不特定の相手に迷惑メールを、機械的にそれも大量に送り続けているサーバーが存在するのだと考えます。こういった迷惑行為を取り締まる国家的な機関が、この国には存在しません。法律も脆弱で罰則規定も無い。やりたい放題です。国会で審議されているのでしょうか?国際間の取り決めも曖昧だと思います。
それでも、単純な迷惑メールであればまだ許せます。
メールでの被害で一番困るのが、昨今のランサムウェアでしょう。日本のほとんどの大企業が被害に遭っています。日本の企業ではセキュリティー対策が一番後回しだったのは事実で、その役割も軽んじられていました。そもそもプログラマー自体が使い捨てです。新しい言語や、プロトコルの採用に付いてこられない人は不要になります。まして、システムの概念そのものが変わってしまうと、もはや浦島太郎さん状態となります。
字句解析・構文解析を自動化して意味解析しても限界があるように思います。自然言語解析の進歩が待たれます。ネットは現代では一番重要な社会インフラです。より早く、より大量に、より便利にを目指した結果、セキュリティー対策が後手後手に回っているようにも見えます。
可能であれば、現代版チューリングテストが確立される事を期待したい。
ハードウェアによる分離しか手段が無いと考えます。ソフトウェアだけでの排除は無理です。
今後益々クラウドコンピューティングが進みます。クラウド側で対策をしてもらうのが一番です。
データの復旧時もスナップショットを撮る事で対応可能です。
↓フォースメディアさんのサイト
それにしても、、こうなると、HDD等大量なストレージは無くならないでしょう。。大量に無駄に冗長化されたデータとそれをこなすだけの大量のデータ伝送、及び高速なデータ処理が要求されるGPU。コンピュータに負担を強いる事ばかりです。これからの企業の利益の指標にはデジタル対策費用が計上されるでしょう。企業の売り上げの10%以上をセキュリティー対策に当てるなど普通の事になるのでしょう。
データの大量消費。大量のデジタルデータ処理。。。めまいがしそうです。