私が現在済んでいるマンションは、築27年くらいにはなります。それまで全く済んだことの無い町に越してきた訳です。
子供も地元に通って、私も地元の小学校のPTA副会長などしながらお祭りや地域活動を継続していました。始めからご近所付き合いがうまくいっていた訳ではありません。相当にご近所付き合いはしました。
最近では家族葬も増え、誰が何時無くなったのかすら判りません。町内への連絡も滞る事が多くなりました。ご近所に住んでいるお年寄りの状況も全く判らなくなっています。今日は、マンションに住んでいて、今年から入院で住んでいない方の事を聞かれました。今年の初めから具合が悪くなっていた方ですが、娘には絶対連絡しないでくれ。という本人の願いがあり、ヘルパーさんも困って見えました。(元々地元の方)
結局、娘さんが入院させる事になりました。そのことをご近所さんが全く知らない。本来なら赤の他人である私が一番知っている事になります。
何かあると、お年寄りからは頼りにされます。こちらも気持ちよくお手伝いします。同じマンションに住んでいる住民であれば家族も同然です。
年々高齢化が進む日本において、自分の家に最後まで済みたいと思われる高齢者の方は多いと思います。大抵は夫婦で暮らしている事が多いのですが、やがて一人になります。一人暮らしのお年寄りの数は多い。さらに、施設入居を嫌がるお年寄りの数は圧倒的に多い。
何処でも日常的に起きている事です。親子関係ですら難しい時代です。増して他人の事となると、もっと難しくなります。尊厳を保ちながら接する。なかなか出来ることではありません。
いつか自分も同じ立場になります。今から備えて起きたいとは考えます。人々の孤立化。コロナ渦益々加速されています。寂しい時代になりました。