自費診療のインターネット規制 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

医療コンサルティングの高野です。


厚生労働省は、自費診療のインターネット規制を強化していく方針です。

医療機関のホームページの内容の適切なあり方に関する指針(医療機関ホームページガイドライン)を発表しております。

http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002kr43-att/2r9852000002kr5t.pdf

詳しくは上記を参考にしてください。


この中での規制対象としては、美容整形業界となっていますが、保険診療ではない、自費診療、自由診療は規制の対象となります。


同時に、院長ブログ、スタッフブログからバナーで医院のサイトへ誘導することも規制の対象となります。記載内容を徹底して吟味することになります。


言葉一つ一つをチェックする必要があります。
今後のインターネット対策が大きく変わってくることになります。


確かに今までこれらの規制は野放しになってきました。インターネット上での情報は、真偽を判断しずらく、医療レベルが低い医院でも、最新の医療機器を設置した医院であるような印象を与えてしまいます。


今後、このような規制を踏まえ、患者さんに正しい情報を提供していくことが求められます。同時に患者さんも、自分の判断で医院を選び、選んだ責任を自分で負うような社会に変えていく必要があります。


一般の患者の方は、医療知識がなく、何か正しいのかわからないというのが実情であると言えます。しかし、自己判断するために知識習得をする必要もあります。これからは、選択した責任があることを理解する必要があるのだと思います。


日本の社会では、どうしても専門家にはわからないことが多数あります。しかし、専門家ではないけれども、判断を求められます。インターネット社会という情報過多の中で、いかに賢くなっていけるのかということを真剣に考える時代になってきていると言えます。

知識から、知恵に変化する世界の中で、いかに知恵をつけるのかが大きな課題だと思います。