医療機関の次のステージを考える | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

医療コンサルティングの高野です。


医療機関として日本国内の市場はどうなのでしょうか?
コンサルタントとしての視点として、日本国内の経済状況は芳しいとは言いがたい状態です。

これから予測される経済の混乱は、日本国内の経済の低迷に繋がると予測されます。
海外の影響を日本国内も受けると考えられるのです。


ドラスティックな経済変革があるとは予測しにくいのですが、景気が昔の様に良くなり、全ての人がハッピーになるような世の中は期待しにくいと言えます。


日本国内の製造業は苦しく、それに呼応するかの様に国内消費は減少しています。日本の貿易赤字が1月で1兆円規模となっています。今後の予測としてそれ程の赤字は今後は発生しないと言われていますが、日本国債の動きの不明瞭さを見る限り、安心は出来ません。

では、何を行うべきなのかということです。
今まで通りのやり方、今まで通りの実行量では足りなくなってきている現実があります。

広告を行わなくても、患者数を十分に確保できていた。特に何もしなくても患者さんが来院していたという時代は次第に終わりに近づいています。医療機関の広告などは必要ないという方もおられます。医療は公共的な存在であり、誘引活動は控えるべきであるという方もおられます。しかし、フリーアクセスの医療制度の中で、過当競争が起きていることは事実です。設備投資を行わなくては生き残れない時代になっています。この時代に何をするのかということが重要です。経営活動の再検討を行う必要があります。