2012年診療報酬改定(眼科医院版) | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

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2月10日に厚生労働省から、診療報酬改定に関する発表がありました。

今回の改定は、震災の影響なのか、大きな改定は行われませんでした。
再診料の改定や、時間外診療の点数の細分化などが大きな改定だと思います。

有床診療所の入院加算などが生まれ、多少の改定にはなっています。

大きな改定としては、後発医薬品の使用に対して点数加算を行い、利用を促進している点です。
他は特殊な検査、手術の点数アップがありますが、恩恵を受ける医院は少ないかもしれません。


一部検査の減点がありました。
小さな点数ではあるのですが、チリも積もれば・・・のように、少しずつ影響はでると思います。
外来数の多い医院にとっては、数点のダウンは大きな減収になりますので、経営状態の確認は必要です。


大きく見れば、在宅診療への点数加算が見られます。
これは、眼科医院に取ってはあまり影響はないですが、医療方針の転換として考えるべきであると言えます。
医療行政は、病院での看取りから、各家庭での看取りへのシフトを目指しています。
高齢者医療の転換点であると言えます。


介護保険は、点数の増加がみられますので、この点を踏まえ、次の経営戦略を練り直して行く必要があると言えます。