医療コンサルティングの高野聖義(昌則)です。
移転開業の医院のサポートをしながら、感じたことは、常に患者さんとの接点の持ち方を工夫できるかどうかということです。
内覧会を開催し、多くの人を集めても医院運営がうまくいかなくては長期的な発展は望めません。常に来院していただく患者さん、周辺で支えていただける方々へ感謝し続ける必要があるのです。
医療機関の集客のメインは口コミとなります。これは広告規制による影響も大きいのですが、実際は医療機関が患者誘因を行うべきなのかという厚生労働省の見解との齟齬ではないでしょうか。
医療機関は公共性を求められており、患者さんを無理に集める行為は望ましくないと考えている人もおります。これは制度上は正しい見解ですし、否定するつもりもありません。
しかし、病気では苦しんでいるが、その病気を治す医療機関がわからないという問題も存在しています。視力の低下は老化だけではなく、疾病によるものもあります。しかし、十分な検査機器が揃っている医療機関でしかその全貌はわかりません。
そして重要なのは、ドクターにより病気を発見する力が違うということです。できる医師、常に学習し続けている医師ならば安心できますが、そうではない医院では不安です。しかし、その違いを理解するためには、やはり信用できる方からの口コミに頼らざる負えないという現状もあります。
まずは知っていただくことが重要です。そして正しい医療情報が広がって行くことがこれからの医療には必要ではないでしょうか。情報過多の時代だからこそ、情報発信が必要です。