エリヤフ・ゴールドラットのザ・クリスタルボールという本を読んだ。ザ・ゴールを書いた作者と言ったら分かるであろうか。
今回は日用品の販売店チェーンの話を面白く描いている。読み物としてはいい本であると思う。
ザ・クリスタルボール/エリヤフ・ゴールドラット

¥1,680
小売業の在庫量を適正にし、回転率を高めることで利益率を高めるというコンサルティング手法を描写している。あるトラブルが起こり、仕方なく始めた方法が結果的に会社の業績を急激にアップさせるという一連の流れであるが、当たり前のことをやったことで生産性を上げたということである。
小売の現場にいたものとしては、もう少し突っ込んで欲しかったというのが正直な感想である。ただ、小売業にいた経験のない人にとっては新鮮で面白い内容である。かなりドラマチックに書かれているので、一度読んでいただいても損はないであろう。