潜在意識の書き換え | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

眼科医院、歯科医院、整形外科の医療経営コンサルタントの高野聖義(昌則)です。


先日お邪魔した健康機器製造販売会社で目標、目的についてお聞きした。この会社では商品販売台数が減少傾向にあるため、市場開拓を狙って新しい動きを始めている。


しかし、市場開拓の方向性として足並みがそろっていない。本当にやらなくてはならないことは製造台数を増加させ、販売台数を増加させるということにある。過去商品自体の性能に対して大きな反発を受けた時期があるため、各省庁への申請をどう行うのかというようなことに話が集中してしまっている。


新規開拓を行う際にはスピードが重要である。同じような性能を持っている企業が多い中、新しい市場に商品投入をするためにはスピードが重要になる。何か始めようとした際、だいたい他社も同じようなことは考え付くからだ。


自分たちが新しいと認識しているアイディアでも、ありふれたアイディアであるケースは多い。その中で優位性を高めるためには、商品を支持してくれるクライアント数を増加させるしかないのである。


実際に商品を使う人のニーズをしっかり把握し、隠れたニーズに手が届くような新商品を作る必要があるのである。その際は商品を使う人々に早くアプローチし、実際に使っていただき、その良さを理解していただく必要がある。


これはスピードとの勝負だ。そして、その目的は販売台数を増やすということに置かなくてはならない。途中の過程ばかりに目が行き、本当の目的を忘れてしまうことが多い。いかに目的に沿ったことをやるのか、これは経営者トップのマネジメント力による。目的を再度見つめなおしていただきたい。