眼科医院、歯科医院の経営コンサルティング
医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
先日、弊社船井総研の上席コンサルタントの岩崎と話をしていた。
岩崎はアパレル、百貨店のコンサルティングを主に行っているが、話題は地方の百貨店開発についてである。
名古屋や大阪梅田、福岡博多では、大規模な開発が行われている。その中でのオーバーストア現象について話をした。
地方経済が回復しない今の時代で、大規模開発で本当に地方が潤うのかという問題である。
これから開業する梅田地域では、圧倒的に商圏に対してオーバーストアとなる。そうなるとどの百貨店、ファッションビルが影響を受けるのか、その結果どの商業施設が生き残るのかという問題である。
岩崎曰く、地方経済を考えると全ての百貨店で存続するというような薔薇色の未来は想像しにくいとのことである。
生き残るのは、阪急百貨店なのか、阪神百貨店なのか、大丸なのか、伊勢丹なのか、これからは本当の意味での企業の力が試されるとのことである。
日本国内の市場は縮小傾向にある。消費経済の回復は遅い。ユニクロなどの低価格品の販売で業績が向上するということは、日本国内の生産業者、工場に大きな影響を与えている。
一時のアメリカ経済のように、日本経済は海外との提携により生産能力を大きく落とす結果となる。
しかし、消費者は低価格品を求める。
この流れの中でいかに生き残るのか。
百貨店だけではなく、日本全体の大きな問題であろう。
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