コンタクトレンズ処方を効率化する | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

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医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。


眼科医院において全ての患者さんは大切なのですが、コンタクトレンズ処方の患者さんは難しい問題があります。どちらの医院でもコンタクトレンズ処方の患者さんの数が増加する傾向にあります。一部全くコンタクトレンズ処方はやっていないという医院もありますが、それは一部の医院だと思います。


コンタクトレンズ処方において、コンタクト検査料が制定されて以降、コンタクト量販店の店舗数は減少しました。また積極的に出店をしている店舗もあるのですが、多くのメガネ店などではコンタクトレンズの販売をやめようかと検討していたことも現実です。


結果として眼科医院にコンタクトレンズの患者さんが集まってきました。もう大きなピークは過ぎていますが、4月などの新学期では多くのお子さんがコンタクトレンズを作りたいと眼科を訪れます。


このような患者数が増加した結果、医院の待ち時間が増えた、人手が足りないとい状態に近づいています。


これはコンタクトレンズ処方自体でどうしても時間がかかってしまうということが大きな問題となってしまうのです。
コンタクトレンズを最初に作る場合、お一人で1時間近くの時間がかかってしまいます。


コンタクトレンズを最初に目に入れるという行為は勇気が必要ですし、手が震え、どうしても時間がかかってしまいます。不安を抱えた患者さんの横でじっくり時間をかけてしまうとどうしても他の患者さんに支障が出てきてしまい、待ち時間を増加させてしまいます。


このコンタクトレンズの処方をいかに効率化していくかということは、他の患者さんの満足度アップにも繋がりますので、欠かせない内容です。


一人の患者さんにつきっきりにならず、かつ、不安感を増加させない方法を考えていく必要があります。


例えば、映像などを使った装用方法の説明や、トライアルレンズをうまく使うことによって練習をしていただくなどの方法を駆使し、時間の短縮化を実現していく必要があります。


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