医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
現在はストレス社会です。毎日、ストレスを感じることが数多くあります。
満員電車や職場での人間関係など、ストレスを感じるシーンは多くあります。
しかし、感情はコントロールできるのです。
これは単に感情を抑えるということではなく、日々の生活の中での受ける感情自体をコントロールするということです。
アメリカのカウンセラーの専門家であるドン・ディンクメイヤー博士、ゲーリー・D・マッケイ博士の著作である「感情はコントロールできる」という本があります。
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少し古い本で、1996年に日本語版が出ています。
「感情はコントロールできる ~幸福な人柄を創る~」
この本では、自分の感情をいかにコントロールしていくかというトレーニング方法を解説しています。読みやすく書いてあるので、簡易的な方法ですので、深く学ぶ必要はあります。
ただ、参考になる点が多くあります。
例えば、怒りを感じ、行動を起こす目的は、
1.支配を確立し、支配されることを避ける
2.勝つ
3.仕返しをする
4.権利を守る
ということです。
支配というのは、相手を支配することであったり、自分を支配すること、状況を支配することであったりします。
相手が自分の思う通りに動かないとストレスを感じます。なぜ、自分の思うように行動しないのか。自分の思うようにやればいいのになぜ行動しないのかということで苛立ちを感じることは一度は経験していることかもしれません。
また、自分の行動がうまくいかない、完璧に行動できないということで自分に対する怒りを感じ、モノに当たったり、人に当たったりすることがあります。
他にも、自分の周囲の環境や状況に対して、支配ができずに怒りを感じることがあります。飲食店などでクレーム発生の場面はこのような状況に対する支配だったりします。
自分の欲しい物がお店に置いていないという状況に対して不満を感じ、クレームを起こしているというケースは多々あります。
このような形で、感情がいかに生まれていくのかという点をまとめている本がこの本です。
仕事をしている場面や、家庭の中で感情をコントロールできれば良かったなあという場面が数多くあると思います。
感情もトレーニングできるものであると考えて、是非勉強したい分野ですね。