医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
不景気という話はもう聞き飽きたのではないでしょうか?
しかし、まだまだ完全に不景気を脱したわけではないようです。
自費中心の歯科医院では、新規患者数が伸び悩んでいます。
正確に表現すると、新規患者数は維持できているものの、自費診療に対する気持ちの変化が見られます。
昨年であれば、百万円までの自費は決まりやすかったのですが、今は50万円を越えると躊躇するようです。
インフレを心配している人もいますが、心理的にはデフレです。
ある雑誌にもありましたが、1985年の世帯所得と2007年の世帯所得では、100万円の差があるそうです。
また、2006年と2007では10万円の差があるそうです。
10万円の可処分所得が減るのですから、大きな話です。
手取りが少なくなるわけですから、心理的には低価格なものをもとめます。
自費診療と世帯所得は密接な関係なのです