共感力 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。


千葉県の歯科医院のコンサルティング事例です。


景気の動向からか自費率は少し減少していますが、新患数は伸びてきており、回復の兆しが見えます。


今回のコンサルティングの中心は共感についてになりました。


患者さんは歯を治療に来ているのですが、口の中だけを診てほしいのではなく、全て診てほしいと考えているという話がでました。


それまでは、患者さんの口の中だけを診ていて、患者さんのプライベートに関する話には触れなかったのだそうです。しかし患者さんの全てを診るという意味を込め、少しずつプライベートな内容にも触れるようになったとのこと。


その時から患者数は増加したそうなのです。患者さんとの共感が増患の決め手となり、成長し続けています。


小さなきっかけが成長の種となるのです。


時代は共感を求めています。周囲の人に理解してほしい、分かって欲しいという欲求は強くなっています。

blogで同じような人を探すことも、共感欲求なのだと思います。


患者さんとの共感は信頼を勝ち取るために必要です。その第一歩は患者さんとのコミュニケーションにかかっています。いかにプライベートな情報を診療に活かすかです。


患者さんの変化に気付くことができるか?
患者さんの家族について知っているのか?

情報収集をし、記録に残す必要があります。