医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
先日、医療関連情報サービス業界の取締役の方と食事をした。
内容は、その会社で開催するセミナーへのゲスト講師への参加と、その内容に関する打合せである。東京駅周辺のビルの15階で食事をしながらの打合せ。
その打合せの中でも話が出たが、今の歯科医院の形態の違いの大きさについての話題である。
かたや、常勤はドクター一人で自費率100%で単院で年間医業収入3億円というような医院が存在している中で、同じドクター一人で年間医業収入3000万円という医院が存在している。
すでに自費率だけで語る時代ではないのではないが、自費率ほぼ0%という医院も数多くある。
これは医院の力の問題ではなく、院長の方針と医院形態の違いであると言える。
医院としての方針の違いが、数年間の差として収入の差、自費率の違いが出てきている。
本当に考えなくてはならないのは、今の状態で院長が満足しているのかということである。
院長がこのまま収入が減らない状態ならいいと、何もしない医院はすぐに収入が減る。
自費診療を行なうとクレームが増えて困るので薦めないというような医院は、いつまでも自費率は上がらない。
当たり前のことであるが、院長の考える未来像に医院の形態は近づいていく。
今のままで本当にいいのか、このままの医業収入を維持することが今のやり方で可能なのか、もう一度考える必要があります。