利益をいかに管理するか? | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。

昨年は景気もよく医療機関でも利益を残したところが多くあります。

税金に関しての支払いがスタートしますが、今年の支払いの段階で景気が後退していることが辛いことです。

中小企業では、毎年赤字スレスレの経営を行っています。そのため、突然、利益が出ると対応できないケースがあります。

利益が出にくい企業体質なので、経費を削減し、設備投資したくてもできない状態になります。

そして一年たつと急に黒字額がどんと出ます。
税金の支払いがどんと来る訳です。

税金は利益に対して決定しますので、翌年に業績が苦しくなると大変です。

現金がない状態の中で税金を払いますので、なんとも大変です。税金のために借金をするという話はよく耳にします。

利益がたくさん出ているのに、借金って・・・・。

なんとなく釈然としない気持ちになります。税金は国民の義務ですから、支払いはするけど、こんなに利益が出るなら、なんか投資しておけばよかったと考えてしまいます。

もっといい機械、パソコン、コピー機など企業活動を行うために必要な投資をしておけば良かったと考えてしまいます。

医療機関も同様です。医療を行うために必要な医療機器を買いたい、揃えたいという希望を持っています。
利益の確定が出来なくては投資できない、しかし確定できないと投資もできません。

今一度利益を見直していただきたいと思います。