医療コンサルタントの高野聖義(昌則)です。
歯科医院にとっても、3月は厳しい状況になっていると思います。
新患数が減少しており、自費率も下降傾向です。月間レセプト枚数600枚程度の医院が1番苦しいかもしれません。新患数の減少により、一気に患者数が減ってきます。
レセプト枚数300枚までの医院では全体の患者数に対しての新患率は低くなります。しかしこの層でも自費収入が6割程度となっており、苦しい状況であることは変わりありません。
ではこの時代に何が必要となるかということです。
まずは、患者数の減少に歯止めをかけなくてはなりません。
歯科治療は最初に出費を削除したくなるものです。そのため、診療控え傾向が強くなります。
そのため、虫歯の進行が進み堪えられなくなるまで、来院しなくなります。ここで我慢できなくなった患者様に予防の大切さ、予防をすることで出費が抑えられることを伝える必要があるのです。
これは時間をかけず、スタッフとの協力で進める必要があります。
他にもやらなくてはならないことがたくさんありますが、実は全て医院経営の基礎的なことです。
基礎のない医院、何も取り組みをしてこなかった医院が苦しくなってきています。今こそ、Return to the Basic. です。基礎を固め、更なる発展をとげていただきたいと思います。