個人でネット通販で儲ける方法(2) ~古本編~ | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

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個人でネット通販で儲ける方法(2) ~古本編~

前回でお話したようにアマゾン・マーケットプレイスを使用することで高額商品を売ることができます。

私もビジネスマンなので、家に本が眠っています。

先日、引越しに合わせて古本、中古CDをブックオフに売ったのですが、410点で18,920円でした。

平均、46円!!!!!

うっそーって感じです。

かなり専門書もありましたので、本の平均購入価格は1,325円、CDは2,650円でした。
新品から買取価格へは、本で3.4%になってしまうのです。

これは何を意味しているのか?

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古本の中古品販売金額は、新刊本の50%以下です。

店舗数の増加によりその価格はさらに下降気味になっています。

そのため、一般買取はできるだけ低価格で買う必要があります。
買取金額を低くすることができれば、ブックオフお得意の100円販売できる商品を多くすることができるのです。

他の古本ショップではどうでしょうか?

これもブックオフという大手の進出により低価格化が進んでいます。
特に在庫過多となっているマンガ本に関しては低価格化の進展は今後の続くと見られます。
さらに著作権問題など今後解決しなくてはならない問題は多々あります。
(一応の決着はついていますが・・・)

貸与権って知っていますか?
都心にはそれほど店舗数は多くないのですが、地方には書籍をレンタルするショップがあります。
最近は図書館にもマンガ本が並ぶ時代ですし、まんが喫茶の店舗数も増加しています。
しかし、地方には図書館もマンガ喫茶もそれほどありませんので、レンタルショップが存在しているのです。
このレンタルショップに関しての著作権は音楽には認められていたのですが、
本には適用されていませんでした。
しかし、作家さんの様々な活動の結果、貸与権が法律で認められるようになりました。
また世間的には広まっていませんので、著作権Gメンのような活動は見られないとは思いますが、
レンタルショップの経営者の方には深刻な問題です。
今までかからなかった著作権料を支払う必要が出てきたのです。
今後、古本ショップを巡る法的な問題も続出してくると予想されます。
これらは、順次その動きを見ていく必要があります。

さて、マーケット的なお話にもどしましょう。
マンガ以外の書籍に関してはまだ市場には出きっていないですから、販売方法を工夫することで高額販売が可能です。

アマゾン・マーケットプレイスというサイトへの出品者の中には古本ショップの方が数多くいます。
彼らは回転率を重視するため、売れない商品をコンピューター上で値下げしていきます。
在庫の多い商品をどんどん下げていくのです。
1ヶ月で販売できない商品はほとんど値が付きません。

そのようなスパンで販売する必要のないちいさな事業主や個人出品者は値を下げる必要はありません。
しかし、一部の業者の出品金額に対応するようにどんどん値下げして出品してしまいます。

これが我慢のしどころです。
徹底的に粘ります。
すると、低価格の商品は売れてしまいます。
それからが本当の販売です。

ここで我慢しないと大手の価格競争に巻き込まれてしまうのです。
大手は大手、自分は自分と思って販売してください。

こんなフローでチェックしましょう!

 ◆出品後1ヶ月以上売れない場合は一度価格をチェックする

   →この場合低価格品の出品がまだ5点以上ある場合は値下げを検討しましょう!
    本当に人気のない商品かもしれません。

   →低価格品の出品が、1~4点の場合、値下げする必要はありません。
  ・低価格ベスト商品は一気に値下げ構成をかけてきますので、これに釣られずに値段を守りましょう!

市場価格を急激下げるのは資本力のある企業の参入です。
すでに大手が参入している場合、こちらの強みを活かす必要があるのです。
こちらの強みとは、在庫を長期持てるということです。

この強みを徹底的に活かすことで、お互い利益を確保しましょう!