お久しぶりです。医療コンサルタントの高野聖義です。
診療報酬改定に向けていろいろな講習会が開催されておりますが、そういう時期ですね。4月からの医院運営において、この話は避けて通れない内容です。
早朝・夜間加算や外来管理加算など、実際の運営で悩ませる点数もあります。
それぞれの行政単位でいろいろな講演会があると思いますので、是非参加いただき、経営に活かしていただきたいと思います。
また、眼科にとって大きな改正にコンタクトレンズ検査料の改正があります。
初診、再診とも単一点数ということで、大きな影響を与えると思います。
どれだけのインパクトがあるのか、一度是非シミュレーションしていだければと思います。
さて、最近、眼科医院向けにコンサルを始めるという人がいました。
この人、医療のことわかっているかな?と疑問を持ってしまいました。
医療業界は、正直通常の業界とは違います。コンサルタントとして、一般的な中小企業をコンサルできても、医療は即できるわけではありません。
マーケティングといっても、医療マーケティングは少し違います。
スタッフ教育といっても、通常の企業とは少し違います。
そんなに大きくは変わりませんよ。
同じ日本の機関ですから・・・。
でも、そこで働いているドクター、スタッフは一般企業とは違うのです。
私が医療機関向けにコンサルティングを始めたときも、その違いに戸惑い、いろいろ悩んでいたのも事実です。
医療といっても広いですから、しっかり勉強しないといけないですし、その内容は広く深い部分も多いです。
医業経営コンサルタントという資格でも、かなり広い分野を知らなくてはいけません。しかし、知識と知恵は違いますから、知識として持っているだけでは無理で、しっかり翻訳して、クライアントにとって最適な提案ができるようにいつも考え続けなくてはいけないのです。
それくらいの覚悟をもって始めているのかが疑問です。
今の仕事をするために、普通に100冊以上の本、数百人とのヒアリングをやって初めて、コンサルティングを始めました。これは当たり前なのですが、覚悟を決めてしっかり勉強してほしいだけです。稼ぐためだけに始めたのであれば、ものすごく残念です。
以上です。