医療コンサルタントの高野昌則です。
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いろいろな医療機関にお邪魔してコンサルティングを行っていますが、業界的な特性としてこんなことがあります。
患者様が集まるかどうかは、口コミが中心なので、患者満足度を上げるだけでいい。
患者満足度が上がれば、自然と患者数が増えてくる。
一部正しいのですが、一部正しくありません。
確かに医療機関では積極的な広告を打つことができませんから、口コミが最も効果的な集客方法であることは間違いがありません。
しかし、自然にまかせて患者数が増えるのであれば、こんな楽なことはありません。このように考えている院長先生はこう続けます。
うちは、駅にも近くなくて、立地はよくないんです。だから、丁寧な診療をして患者の方を増やしていくしかないんですよ。
確かにそうなんですが、今の場所で医療を続けていこうと決めたのは、その院長先生なんです。2代目で生まれた時からその医院を継ぐことが決められていた、だから、こんな辺鄙なところで続けなければならないいんです。私って気の毒でしょ。とか、この辺りの患者の方は荒っぽいから、こちらの言うことも聞いてくれません。もし、検査の回数を増やしたら、文句を言って支払いもしないのです。とか、いろいろ聞きます。
ちょっと待ってください。
いろいろな事情は分かります。
様々な状況に応じてコンサルティングもしてます。ですが、今、その医院で医療を続けると決めているのは、院長あなたなんですよ。
別の場所に開業してもいいし、もう一度勤務医として医局で働くことも出来ます。たとえ、待遇が悪くなるとしても、勤務医の方がプレッシャーを受けなくていいじゃないですか、違いますか?
結局、その場所でやると決めたのは、院長先生ですから、その場所で最善を尽くす必要があるのです。
今までのように、開業すれば勝手に患者さんが探してやってくる時代ではないのです。
患者様を呼び込んでこなくてはいけないのです。
そのためには、大変努力しなくてはなりません。
何もしなかったら、そのままです。
まずは、アクションです。そして、アクションを続ける必要があるのです。
もう一度、現状を振り返っていただければと幸いです。
お会いして多いパターンは、いろいろな手法をお話して、納得していただけるのですが、自分では何もしない方。
全てをやる必要はありません。
しかし、第一歩だけは、何かを始めて下さい。
その一歩が、今を打開するために必要なのです。