医療制度の変化と医療経営 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

医療コンサルタントの高野聖義です。

 

 

医療制度は、常に変化し続けています。先日、あるコンサルタントと話していたのですが、医療業界に対しての投資を一般的な企業が考えた場合、制度変化に対応しなくてはならないので、有効な投資対象なのか疑問であるという話をしていました。

 

この制度改革を常にキャッチアップしていく必要性は高いです。

 

某国営放送で放送されているドキュメンタリーでは、病院におけるDPC制度について特集を組んで放送しています

 

今、多くの病院で経営が赤字となってきています。

 

また長期的に入院するという患者さんをどのように対応していくのかということに関しては、大きな問題となっています。

 

特集されている通り、ドクターは当初考えていた医療の実現が難しくなっています。病院では自分の理想の診療が出来ないということで、診療所を開業しているドクターも多いです。

 

昨今の急激な開業に関しては、このドクターの考え方に影響を大きく受けているともいえます。

 

赤字化した病院を黒字化することは可能です。

 

しかし、そのためには今の診療内容を変化させ、専門病院へ転換することや、経費的な問題のクリアが必要となります。つまり、今まで通りの診療を行なうことができないのです。

 

あるドクターが、病院を支えているのは、ドクターのボランティアだよとお話をされていました。ドクターには残業という概念は全くありません。

 

一般の企業で認められている有給休暇というものをとったことがないというドクターがたくさんいらっしゃいます。

 

今の医療制度をどのようにしてくのか?これは、政治的な問題なのかもしれないのですが、とても身近な大きな問題であるといえます。

 

 

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