マーケットと可能性 | 経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルティング《ここだけの話》高野聖義

経営コンサルタントが語るビジネス情報。医療機関の医療コンサルティングにまつわる「ここだけの話」や、最新ビジネス事例について解説。

どうやったら儲けることができるのか?
 
コツを掴むと簡単なことなんですが、コツを掴み切れていないともの凄く難しいことです。
 
 
儲けるコツと同じようにマーケットの変化も重要です。この変化を感じるということがコツなのですが・・・・・。
 
例えば健康食品って市場が急激に大きくなりました。結果、競争も激しくなります。これは、ライフサイクル論では、成長期。この時期って何やっても儲かります。
 
マーケットの変化が、時流ですね。時流を見極める力が、儲けるコツなのです。
 
マーケットが大きいとオコボレ的に儲けることもできるのですが・・・・・
 
さて、この時流ってなんなのでしょう。
 
正直なところ、時流ってイマイチわかりません。

例えば、ブログって今の時流です。いろんな人が見ます。

ですから、このブログを書いていることでいろいろな人からの反響があります。WEBの世界だと、メルマガも時流です。そもそも、インターネットの世界自体が伸びているのですから、その中で新しい技術は即時流となるのです。

だけど、この時流に乗り遅れると大変です。

山口智子という女優が居ました。結婚して一次休養して、復帰。その間、3年か4年なんですが、彼女の時流はすでに終わってしまいました。
昔のCM女王は、その認知度がすっかり低くなり、旬を過ぎてしまいました。

対して松嶋菜々子は、出産後すぐにCM、雑誌に復帰。
まさしく、結婚後も美しさを保っている女王って感じです。

両者を比較したところで、本当に時流と言えるのか難しいのですが、時の流れが両者の現在の地位を大きく変えてしまったのは事実です。
もちろん、才能の違いもあるのですが・・・・

ビジネスで考えてみると、IBMはこの時流に逆らうことなく、パソコン部門を売却しました。
パソコンのような商品の場合、パソコンの標準レベルがぐっと上がりました。
どんなパソコンでも、一応は動きます。

昔のパソコンは、立ち上がるまで2分、ソフト起動で1分なんて当たり前だったのが、ほとんどの商品でそんなことはありませんね。

全てのパソコンが一定レベルを保っているのですから、技術力の差ではなく、人件費の差、即ち、コストの差が販売力の差となってしまいました。

だから、中国でもすぐに製造できるのです。技術レベルがさほど高くなくても製造できる。
これは価格競争に突入せざる負えない。

つうことはですね、パソコンの市場は、成熟期にとうに突入していたということです。

IBMの決断は早かった。
もともと採算の取れにくい分野を、継続的な経営を行うよりは、売却してしまった方がいいのです。

パソコンレベルの商品であれば、問題はない。
サーバーなどのもっと高度な商品のシェアを落とさないことに専念していったのです。

IBMは成長性、技術的な優位性の高い事業に集中していくのです。

パソコンの時流は終わったということですね。終わったといっても、前のビジネスモデルでは成立しない世界になったということです。

パソコンって実は大変なコストのかかる分野です。電話サポートなどしているともの凄いコストになってしまいます。

実はIBMのパソコンを使っているので、気になるんですよね。
IBMのパソコン使っているとなんかビジネスマンぽくていいなと思っていたのですが、中国ブランドでは・・・・・

かく言う私もIBMを持つ時流に乗り遅れた人物かな。

※かなり間が開いてすみません。久しぶりでまとまりのない文章でした。