根尾本人の【ショート1本で勝負したい。投手に未練はありません】という要望を球団も承諾。

プロ入り後は遊撃手としてスタートを切る!



新監督のマネジメント術が問われるのはその先である。

背番号7をつけゴロをさばき、矢のような送球でアウトにする。

高卒であっても期待は即戦力!

そんな根尾の姿を想像するファンも多いだろう。


そして、ふと気づく。
【京田はどうなるの?】
そこなのです。



根尾を使うにしても、使わないにしても日本中の注目が集まるのは間違いないでしょう!



【プロ野球なんだから実力の世界でしょ】というのはもっともな意見だが、ことはそう簡単ではありません。



鳴り物入りの野手が入団した時に、現場監督はどう動いたか。



中日は根尾と同じ遊撃での事例がある。

1988年に入団した立浪和義(PL学園)だ。

甲子園を春夏連覇し、高卒なのも根尾との共通項!


ところが当時の中日には宇野勝が正遊撃手として君臨していた。

立浪が入団する前年の1987年も全130試合に遊撃手で先発出場し、3度目のベストナインに選ばれている。


当時チームを率いていたのは星野監督。

宇野は、フロリダ州ベロビーチでの二次キャンプの監督室に呼ばれ、二塁コンバートを告げられている。

宇野のプライドに配慮して【報道先行】で伝わることを避けて、宇野に星野から直接、二塁コンバートを告げられている。


宇野は【総合的にはオレが上だと思ったが、ゲームに出ないわけではない。最終的にはそこだったんだろうね。】

こうして始まった1988年、立浪が遊撃手として91試合に先発出場し星野監督は使いきった。

コンバートを受け入れた宇野は全試合に出場している。



宇野は30歳を迎えるシーズンでの転機だった。



来季で25歳となる京田とは実績や評価はまた違うかもしれない!



しかも、根尾を使うという決断に今季全試合出場した京田のコンバートに直結する。


根尾が遊撃に入れば、玉突きコンバートがおこるのはやむを得ないだろう。



予想されるのは京田が二塁、二塁の高橋が三塁の福田と争う形の布陣だが、これまでの野球人生をほぼ遊撃一筋で過ごしてきた京田にとってすべての動きが逆になる二塁守備に適応するにはそれなりの時間が必要だ!

かといって根尾のプレーを見る前に動き始めるということもあり得ないでしょう!



京田はこう話す【もちろん譲る気はありませんよ。】

その一方で空気は肌に伝わっている。

【こうなったのは今年の僕の成績・打率、235のせいだから自分でポジションを守るしかありません。】
選手として当然の考え方です。



根尾を使うのか、使わないのか。


使うのならいつ、どんな方法でチームを動かすのか決めるのは与田監督です。



恩師でもある星野監督が見せた一流のマネジメント術を、新監督もその道に続けるのか、リーダーの決断に注目したい!