米格付け会社S&Pは13日フランスとオーストリアの
国債を一段階引き下げると発表しました。
ギリシャに端を発した欧州の債権危機は
有力な解決策が打ち出せないまま・・・
ユーロ圏内第2位の経済大国フランスにまで
深刻な影響を与えかねず・・・
債権危機は重大な局面を迎えています。
この他イタリア・スペイン・ポルトガル・キプロスの
国債が2段階下げ・・・
スロバキアとスロベニア・マルタの国債も
1段階ずつ下げられました。
この背景には・・・
イタリア・スペインなど欧州の財政不安国が
1~4月国債の大量償還期を迎えます。
財政不安国のうち特に償還額が多いのはイタリアで
4月末までで計約1570億ユーロー(約14兆7千億円)
他にもスペインが約590億ユーロー
ギリシャが約250億ユーローを越えます。
償還財源については各国は多くを新たな国際発行を
得る資金でまかなう方針です。
特にイタリアは1月13日に5年債・26・27・30日と
連日のように入札を予定しています。
だがすでにイタリア国債は値下がりしています。
国債の買い手である銀行は欧州連合(EU)から
資本増強を求められていて・・・
資本を傷つける国債を買う余裕はないでしょう!?
そして格下げにより価格が下がって利回りが上昇し
入札の不調を招くのは避けられない状態と
言わざるえないでしょう!
市場が期待するのは・・・
欧州中央銀行(ECB)による国際の買い入れ増額です。
だがインフレを嫌うドイツなどが反対しており
実現には懐疑的な見方も多いそうです。
昨年末にEUが打ち出した欧州金融安定化基金(EFSF)
などを通じた財政不安国への支援策も・・・
各国の資金協力が得られないことなどから
力不足にとどまっています。
各国の債務不履行(デフォルト)懸念が強まれば
ユーローはリスク資産と見られ更に売られるでしょう!
ユーロー相場が1ユーロー90円台前半に突入するのも
時間の問題との見方もあります。
ユーロー安が続けば欧州向け輸出が多い中国に
大打撃を与え日米にも波及してきます。
また欧米輸出比率が高い国内の会社では・・・
一段と業績悪化になる公算高く
それに伴い人員整理などをせざる得ない状況にも
ならざる得ないでしょう!?
そして関連会社・子会社の中には倒産する会社も
出てくるかもしれません!?
対岸の火事と傍観出来る状態ではありません!
償還失敗すればユーロー安加速へ!
欧州の国債市場の動向が・・・
世界経済の行方を左右すると言っても
過言はないでしょう!