欧州の債権危機の波及で世界経済を牽引してきた
中国をはじめとしたインド・ブラジルなどの
新興国の成長が鈍化。
新興国はリーマンショック後世界同時不況から
いち早く立ち直ったが成長過程に加え
米国など先進国の金融緩和で溢れた
マネーの流入で物価が上昇。
中国にとってはインフレ抑制が政策課題であったが
欧州の債権危機の波及で・・・
実体経済が悪化した欧州向けの輸出が鈍化し
景気の下支えを優先せざるを得ない結果になった。
このため新興国の中央銀行は相次ぎ金融緩和に
舵を切り先月30日に中国人民銀行が金融機関から
貯金の一定割合を強制的に預かる貯金準備率を
約3年ぶりに引き下げた。
ブラジルも今年3度目の利下げを実施し・・・
一段の金融緩和も視野に入ってきました。
インフラ抑制のため厳しい引き締めを続けてきた
インド中銀も利下げに転ずるという見方が出ています。
新興国ではインフレ圧力が根強く残っており・・・
金融緩和への方向転換で物価抑制の手を緩めれば
格差拡大などへの社会の不満が高まる恐れもあり
各国中銀は困難な政策運営を迫られているといえる
でしょう。
さらに追い討ちをかけるように・・・
欧州中央銀行が8日開催する理事会で追加利下げに
踏み切るとの観測が流れており・・・
そうなれば欧州経済の悪化が本格化するのは
これからになりそうです。