暑さ全開の中、パンを買いに広尾のBRØDまで。 | ちいさいおうちのちいさい庭 アジアンハーブと少しの野菜を育てる

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食べることが好きで料理好きですが、決して料理上手ではありません。
自宅の狭庭でハーブ、小さな野菜、バラなどを育てています。

 昨日も35℃という気温。絶対に外に出ないと決めたのに、どうしても訪ねてみたいお店があり、首にネッククーラーを巻いて出かけました。広尾にあるBRØDというお店です。BRØDというのはデンマーク語でパンという意味で、たぶんブローまたはブロと読むのだと思います。

 このお店が気になったのは、くらもと さちこさんのこちらの本を読んだからです。サワードゥのパンはたまに無性に作りたくなりますが、そのたびにこれでいいのか?という疑問が湧きます。BRØDに行けばロブロ(ルブロ)が買えるかな?

 

 

 

 むちゃくちゃ久しぶりの広尾交差点。道を渡ったところが広尾駅です。左側、聖心のある一角でした。

 

 広尾駅のすぐ裏というのか、車の入れない裏路地を行くと民家かと見間違うような小さなお店がポツポツあり、引き戸が入り口のBRØDブロが見えてきました。デンマーク語は英語のアルフェベットに見慣れない3文字が入っていますね。

 引き戸の入り口は前の店舗が蕎麦屋さんだったからでしょうか。店主はクリスティーナ・ガネアさんという女性の方だそうです。ガネアさんは元はアナリストでパン職人ではなかったそうですが、オンライン販売やファーマーズマーケットで評判が良かったことからお店の開店を決心したそうです。

 

 お店の入り口横にはベンチが置いてありましたが、ここに座ると焼けすぎです。季節が変われば買ったパンをここに座って食べてもいいのかな。

 

 営業時間は土日は9時から!朝に食べるパンを朝に買いたい方々には嬉しい時間ですね。

 

 店内の写真も撮らせてもらうつもりでしたが、あとにお客さんが続いていて小さなお店ですからプレッシャー感じて、すっかり忘れてしまいました。ネットで探せばいくらでも出てくるでしょう。

 買ったものはこの三つ。上のライ麦パンはさかさまでした(ゴメン)。種入りパンですが上面に種がびっしりはりついています。もう食べてしまったので取り直しはできません。下の二つはスコーンです。

 

 お店は2022年12月3日の開店らしいです。レストランからの注文もあるとかで、評判もよさそう。でもご近所に住んでたとしても日常食にするにはパンはお高いですね。ちょっと買っただけで備蓄米5kgよりお値段が高くなってしまいます。だから、家で作りたいのですけどね。でも粉もバターも卵も(もちろん生鮮全般ですが)どんどん値上がりして、食費の上がりっぷりが本当にひどすぎる。お米がなければパンを食べれば良いわ、なんて言ってられません。もちろんお商売の方々は外食やお買い物を控える人が増えるともっともっと大変ですね。

 

 ライ麦パンをよく食べる国はドイツ、ポーランド、ロシア、北欧、東欧など北の小麦の栽培が難しいところが多く、イーストを使わずサワードゥでゆっくり発酵させます。独特の歯応えと酸味が特徴で、苦手な方もいるかもしれませんね。

 私がライ麦パンを好きな理由は、食べ応えがあり満腹感もあって、健康によさそうということもありますが、北部ヨーロッパの人たちの風土と知恵が育てたものであり、ライ麦はグルテンが形成されず酸味があることでカビが発生しにくいということです(もちろん生えますが)。健康志向の人が増えればもっと受け入れられるのではないでしょうか。

 

 以前、カルディさんでラトビア産のボロディンスキーという黒パンが置いてあったのですが、最近見かけません。また販売してほしいですね。一部の業務スーパーでもエストニア産のライブレッドがあるそうで、たまには遭遇してみたいです。