半年ぶりの箱根 その2 | ちいさいおうちのちいさい庭 アジアンハーブと少しの野菜を育てる

ちいさいおうちのちいさい庭 アジアンハーブと少しの野菜を育てる

食べることが好きで料理好きですが、決して料理上手ではありません。
自宅の狭庭でハーブ、小さな野菜、バラなどを育てています。

 箱根関所跡を出て元箱根港方面に歩いて行くと、左手に恩賜公園があります。正確には神川県立恩賜箱根公園という名称です。
 芦ノ湖に突き出した半島のようになっていて、公園の入園料とか何も必要はありませんし景色も良いのでお薦めです。

 公園の中にはこの展望館という建物が建っていて、2Fは喫茶室になっているようですが、この日は定休日でした。でも入館だけはできるので、上がって行きました。箱根離宮時代の資料も展示されています。

 

 とても良い眺めで、ちらっとですが富士山の頂上も見えました。来るときに御殿場付近から富士山がよく見えたので、頭の中で合体させて想像力使いました。

 

 額縁のような窓があったので写真大好き民族の皆様方をチラ見。絵になるのが素敵。

 

 喫茶室はやっていませんでしたが、突然団体さんがワイワイと大声で会話しながら2階に突撃してきました。声が盛大だったので日本人ではないなと思いましたが、韓国の皆様のようでした。大勢というほどの人数でもなかったですが、なにしろ声のボリュームが・・・。建物の中では大声出すなと遠足のたびに言われていた私の小中学生時代。大人なんだから静かに景色を楽しむのを邪魔しちゃダメ!でも皆さんはトイレを利用したらすぐ去りました。

 団体さんは自分の時間を作れないから忙しいですよね。

 

 あずま屋みたいなところに日本人の学生さんぐらいの年齢の団体さんがいましたが、何かの研修かな?やはり元気な声は空のあるところでなくては。

 

 帰り道は200段階段というのを降りて行きました。半島みたいなところの根元部分は池のように見えてよい景色です。藤棚の藤も少し残っていて、今年最後の藤を楽しむことができました。

 

 

 鯉も泳いでいましたよ。

 

 さらに進みます。遠くには行列のできる箱根神社の鳥居が見えます。その左方がお泊りする「山のホテル」のあるあたり。

 

 元箱根港からはシャトルバスがあるので、それで一気にホテルまで行きました。今回の目的はツツジの見学ですが、実はもう見頃は過ぎています。これも想像力でお花が全盛のころを思い浮かべます。宿泊しなくても見学はできます。お花の時期だけ入園料はかかりますが、その後は無料開放されています。無料でも見事ですよ!

 

 この紫のツツジはムラサキザイというのですが、ザイが漢字に変換できない難しい字です。傾斜のある庭で大きな木を下から見ると見事です。

 

 こちらは白琉球とい種類。白は花がの茶色が目立つので、近くから見るとゴメンな感じですが清楚で美しいですよ。これも大きな木です。

 

 こちらのお庭は西洋シャクナゲも有名です。岩崎男爵がヨーロッパからシャクナゲを輸入した最初の人と言われています。お花のダ前はマイケルウォータラー、ゴーマー・ウォータラー、フォーチュネイなどなど。どれがどれなのか間違いを恐れるので、列挙するだけに。シャクナゲをまじまじ見たのはこれが初めてかもしれません。

 

 これは日本のシャクナゲだそうでだそうでアズマシャクナゲだそうです。「しゃくなげいーろにたそがれるー」というのはこっちの色でしょうか(?)。

 

 山のホテルは元々は岩崎小彌太男爵の別邸のあったところです。最初は倍の広さがあったそうですが、今は残りは成蹊大学の寮になっているようです。男爵はケンブリッジ大に留学中に楽しんだ狩猟を、こちらでも実現したくてこの土地を選んだそうですが、英国の貴族はもっと桁が違いそうですがそういう文化を持ち込んだのはすごいです。貧乏人が留学しても、そこまでは行かないですから。

 山と湖と富士山!贅沢ですよね。

 

 こちらの庭にも藤棚がありました。藤棚はどこも似てますが、、

 

 お庭は普段は専属の方が3人いるそうですが、もちろんお手入れは大勢の人を使ってるのでしょうね。一泊すると短い時間ですが、執事、メイド、コック、庭師を部分的に独占できるわけですから、本物の男爵にならなくても一晩だけ男爵夫人になったつもりにならなくては!