連絡を取り合うようになって2週間ほどしたころに初デートが実現した。



お互いに仕事が忙しくてなかなか予定が合わなかったので会うまでにちょっと時間がかかった。



ようやくタイミングを合わせられたデート当日。



急に怖くなった・・・



本当に会ってしまっていいのかはてなマーク



でもドタキャンなんて出来ない・・・会ってみてどうしようもなく怖くなったらコレっきりにしたらいい。



そう割り切ってドキドキしながら向かった。



仕事でバタバタしたこともあって少し遅れてしまった私。



階段を登ると、白いシャツに身を包んだ細身の彼女が立っていた。



『遅れてごめんなさいビックリマーク



そう言いながら駆け寄っていき初対面。



身長は同じくらいなのに痩せているので小柄に見える。



明らかに私のほうがガッシリしている・・・





最初は普通に飲みに行った。



辛いものが好きだという共通点を見つけた。



結構お酒は強い私だけれど、彼女もおんなじペースで流し込んでいく・・・




楽しかった・・・



気がついたらかなりの量を飲んでいて、時間もあっという間に過ぎていた。



すでに電車はない汗



諦めて朝まで飲む覚悟をし、2軒目は2丁目のバーへ・・・



ビックリした。



意外に可愛い人が多かったのと、当たり前だけど女の子しかいなかった。



そしてすんなりその状況に溶け込めてしまった自分。



色んな人と話をして、ここではワインを飲んだ。



すると、携帯が鳴った・・・



遠距離中の彼氏だった。



今まで嘘をついた事なんてないもので変に動揺している私。



女の子と飲んでいる・・・別に嘘じゃあないのに動揺するって事は多分私の気持ち的に少しずつ変化がおこっていたからはてなマーク



彼氏を寝かせて、彼女の待つお店に戻った。



少し飲んで3軒目は彼女の行きつけのバーへ・・・



ここがまたみんなキャラがとても濃くて・・・(笑)



でもすごく楽しかったのだ。



そして3時を回ったころになって店を出た。




大変なことが起きた。



彼女が出来たのだ・・・










私はMariya。



ごくごく普通の25歳の女の子。



お酒が好き。



犬が好き。



遠距離だけれど、優しい彼氏といい友達がたくさんいて、自分でも恵まれた生活を送っていると思う・・・



もともと女の子には興味があった。



いつからかは分からないけれど、

男の人にウンザリするたびにやっぱり女の子と付き合ってみようかな・・・とは思っていた。



何度か告白をされたり誘われたけれど、実際には付き合ったことはない。



つい数ヶ月前。



3年ちょっと付き合っていた彼氏とお別れした。



結婚の話も出ていたのだけれど、彼が急に豹変しDVが始まった・・・



最後は夜逃げをするように逃げ出して別れた形になった。



もうしばらく男はウンザリ・・・



しばらく1人でゆっくりしよう。



そう思っていたはずなのにすぐに彼氏が出来た。



なに考えてんだろ・・・



自分でもそう思う。



今の彼氏は遠距離で月に1.2回しか会えない。



すごくすごくいい人だけれど何か物足りない・・・






魔が差した・・・




とある場所に2丁目を案内してほしいと書き込みをした。



もちろん、今現在彼氏はいることと、女の子に興味はあるけれど経験はないからよく分からない事も添えて・・・



でも2.3日しても誰からも連絡がなく、小心者な私はすぐに自分の書き込みを消した。



それから2週間後、1通のメールが・・・



『私でよければデートしましょ』と。



これが全ての始まり・・・