夜見る夢とほにゃらら日記

夜見る夢とほにゃらら日記

寝ているときに見る夢の日記と、よもやま話と、少しだけ病気の話。

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少し前に、東京に住む友人に葛原岡神社に連れて行ってもらった。

長年鎌倉に住んでいながら今まで一度もご縁がなく、

なんとその日が恥ずかしながらの初参詣。



その葛原岡神社、ここ数年は縁結びの神様として知られているようですが、

こちらには後醍醐天皇の忠臣日野俊基卿がまつられているとのことです。

まず、本社近くの日野さんのお墓に手を合わせに行きました。

緑が生い茂り苔が生すなかにひっそりと佇んだ、慎ましやかで小さなお墓なのですが、

なぜかその場に足を踏み入れたとき、

懐かしいような感じがして、

「帰ってきた」ような、この場所を知っているかのような感覚がしたのが不思議でした。



さて、本社の境内へ足を踏み入れると、

手水舎付近はハート型の絵馬が所せましと掲げられていたり

雅楽のBGMが流されて雰囲気づくりされていたり、

観光スポットを彷彿させるポップな景観が広がっています。



ところが本殿へと近づくにつれ、そんな空気が一変。

一歩一歩足を進めるごとに

空気は冷たく湿り、静かで重みのある空間が広がってきました。

確かに遠くで鳴っている雅楽BGMを耳にしながら、

別の世界へと入り込んだかのような感じがしました。

木々の隙間から差し込む光が、本殿を厳かに照らしてる。

本殿もまたそれ自体は慎ましやかなのですが、

自然と一体化したような、拡大したような存在感もあります。



ご一緒した方は「結界が張られている」と言っていたけど、

霊感などとは無縁の私でも、

この場所の特別な空気には気づきました。




夜見る夢とほにゃらら日記






後々地図で調べてみたら、

我が家と山続きの場所にあることが判明。

一人で山道を使って再び訪れてみると、

なんと歩いてたった15~20分の距離でした。



こんな近くにいたなんてね…。

なんだか一瞬、空間がねじれたかのように、

距離の感覚が狂ったかのように感じてしまった。



お墓を前にすると、今度は涙が出てきた。

なぜかは分からないけど、

でもやっぱり、私自身にとっても特別な場所なのかもしれません。

少なくとも心地の良い場所ではあるんでしょう。



ここにこうして来るまで30年くらいかかってしまったのだけど、

実はなんでも、こうして近くにあるものなのかも。

そんな風に思いました。