最近、駆け込み寺に行けば、就職先を斡旋してもらえるという話がベトナム人技能実習生の間に噂が広まっているようです。失踪した実習生を保護し、借金を抱えているからなんとかしてあげようとするボランティアの人たちの思いを、まあ逆手に取って、だからベトナム人というか外国の方々は強かなんですけどね。
仕事を見つけても、「農業は大変だから行かない・・・」と失踪した実習生たちがのたまうとさすがに私も何でしょうねとため息が出てしまいます。このコロナ禍、新規の技能実習生が来日できないので、今、日本にいる実習生をなんとか活用しようとしているところですから、正直入管法も技能実習法もあったもんじゃない。
「失踪しても仕事ができるんだ・・・」
そう思う実習生たちが増えてきたのは間違いありません。
マスコミやテレビ、雑誌等の報道で、「かわいそうな実習生」というレッテルを貼られた彼らを、そういう記事を鵜呑みにした会社や経営者たちは「なんとか助けてあげよう」という思いで採用に踏み切ります。
「なんか、違うんだよね・・・」
採用した会社の人たちから、しばらくするとこんな嘆きが出てきます。そりゃそうです。彼らはかわいそうな実習生ではなく、ただ仕事を変えたくて逃げてきただけ。採用してくれた会社や社長に対して、感謝の思いはこれっぽっちもございません。そうすると善意で動いてくれた人たちの気持ちは違和感でしかない。
「借金があるから、なんとかしてあげようと思ったんだけど・・・」
技能実習制度・・・そもそもこの制度の矛盾がこういう非日常的な状況になったときに露骨に出てきます。この会社と実習生の思いのすれ違いが、コロナ収束後大きな問題に発展しないことを祈っております。
いっそのこと、職種など言わないで、きちんと労基法を守り、人権を保護しているということがわかれば、受入できるよとした方がいいと思います。まあそうなると転職も自由になるので、3Kと呼ばれる職場には来ないでしょうけど、人がやりたがない仕事はそれなりの給料を支払うということを、会社は理解しなければならない時期に来ていると思いますね。
