2023年12月21日、JR東海は自社で運営しているICカードのTOICAの利用区間拡大を発表しました。導入時期は2025年との事です。

↓JR東海のTOICA利用区間拡大告知文書



 導入区間は下記の通りです。

・東海道本線:(大垣)〜美濃赤坂間

・飯田線:(豊川)〜本長篠間

・身延線:鰍沢口〜(甲府)間

※()付の駅名は交通系ICカード対応済み。なお、甲府はJR東日本管内(Suicaエリア)。

 僕は少なくとも飯田線は新城まででも交通系ICカード対応にすべきと思っていましたので、今回のJR東海の対応は良かったと思います。

 ただ、身延線は甲府がJR東日本管内である事から、改札口でICカード対応の自動改札機をタッチした後、身延線用のホームの4番.5番のりばでTOICA対応の為の入場記録用のタッチ機にタッチする等の対応が必要があると思います。

 交通系電子マネー(≒交通系ICカード)については全国各地で導入が進んでいます。ただ、会社によって運賃計算の方法が異なります。

 特にJR東日本等、関東地方の交通事業者は現金と交通系電子マネーとの決済方法の違いにより運賃が異なります。JR東海等の中部地方やJR西日本等の近畿地方では現金でも交通系電子マネーでも運賃は同じです。

 交通系電子マネーと現金とで決済した場合、関東地方の様に金額が違う場合と、中部地方や近畿地方等の様に同じ場合とでは交通系電子マネー向けプログラムが違うと考えられます(具体的な内容は全くの素人なので分かりません)。

 甲府駅同様に会社境界(JR東海・JR西日本)となっている米原駅では在来線改札口の端にJR東海管内(TOICAエリア)からの降車専用の自動改札機が設置されています。米原駅自体はJR西日本の管轄の為、JR西日本管内(ICOCAエリア)完結の場合は自動改札機は出入り自由になっているのとは対照的です。

 甲府駅でも交通系ICカード向けの自動改札機が米原駅同様の扱いになるのか気になるところです。