帰りたくない家 | 心の奥に見つけたパンドラの箱

心の奥に見つけたパンドラの箱

心の奥にずっとしまいこんだままだったパンドラの箱。
蓋を開けたら出てきたのは「不安」「悲しみ」「憎しみ」そして、忘れていた辛い過去…
これが今まで私を苦しめていた正体。
箱の中からは最後に「希望」が…希望を捨てないで生きていきたい

子供の頃

家に帰るのが嫌で

暗くなるまで外で遊んでいた

それはいつも夜に繰り広げられる

両親の激しい喧嘩が恐ろしかったから


母親が再婚して出来た

新たな家庭も居心地が悪かった

というか母によそ者と言われ肩身が狭かった

自分の家という感覚は無くて

居候させてもらっているという感覚

就職して一人暮らしがしたかったけど

それも叶わずに友人の家に泊まったり

ビジネスホテルによく一人で泊まったりもした

ホテルは一人が快適過ぎて

ホテル住まいしたかったくらい


今現在も家に帰りたくない

原因はもちろん無言夫


そしておそらく

無言夫もこの家に帰ってきたくないのではないかと思う


土日は決まってどちらか一日家をあける

家にいる日は午前はジム、午後はテレビ

起きる時刻も規則的でいつも同じルーティン

(いつも同じルーティンはASDの特徴らしい)

GWもほとんど家にいなかった


私にとっても

無言夫にとっても

おそらく娘にとっても帰りたくない家

家族全員が帰りたくない寛げない家


せめて自分の部屋があれば

こんなに窮屈な思いをしないで済むのに…

私にだけ個室がない

私専用のタンスもない(娘と共同)

せめて一人で寝たい

無言夫と同じ部屋で寝るのが苦痛

そのせいでタチの悪い風邪も移された

もしも寝室が別々だったら

基本会話はゼロだから

風邪も移されずに済んだかもしれない


娘の風邪が移るならまだいいけど

無言夫の菌が自分に入ってきたと思うと最悪



自分の部屋が無い私にとって

安らぎの場所は

ファミレスとカフェ

娘ともよく行くけど

気分よく一人時間を過ごすのに

私にとって無くてはならないありがたい場所



でもやっぱり…

自分の部屋が欲しい

それだけで今のストレスは半減するだろうと思う