多肉植物の葉挿しとやらに挑戦しています。






昨年から我が家に参入した多肉植物たちも、春夏でものすごい成長をはじめ、花も咲き、花が終わって、背が高くなっていきました。





そうすると、ちょっとぶつかるだけでポロン、と葉がおちる。コロコロに太った多肉の葉が床に落ちてるのをはじめてみたときは、目を離した隙に赤ん坊がベビーベッドから落ちてた!みたいな衝撃で、申し訳なくて、情けなくて、ごめんねぇ、と謝ってました。



ところが多肉植物というのは、そういうものらしいのです。
子孫繁栄のため、よく太った熟年の葉を地面に落とし、落ちた葉からでも根が出る、芽が出る。赤子のような見た目をして、案外しぶといやつなのです。



道端で塀にへばりついて繁殖した多肉植物。しぶとい。




それならば 落ちた葉から別の株を作ろうということで、葉挿しの準備。
といっても、乾いた土の上に仰向けに寝かせ、水をあげず、光の弱い場所に安置させておくだけ。


多肉ちゃんは、そのぷくぷくの葉の中に水分を蓄えているので、その余力で頑張ってもらうのです。


寝かせて2.3週間経ち、今朝、








でたーーーーー!!!


細いピンクの弱々しい根がでてました!!





 



ある日突然 地面に取り残され、
乾いた土地に水分を探す…。


水のない場所だから、根は水を探して伸びるのです。





根が少し出ると、そこに付随して芽が、子株がでてきます。

わたしの子も、よくみたらまだめちゃくちゃ小さいですが、子株の赤ん坊がでてきてました。






水がないから、水を探して根を伸ばす。
だから、根を張りたかったら、水をあげすぎてはいけないそうです。







かんがえてみれば、

わたしも、何もなかったもんなぁ。

自分を支えるものはなにもない。実力も自信もファンの方もまだいない、なんにもないまま、入る部屋を間違えたみたいに この世界に飛び込んでしまって、その厳しさに何度も音を上げた。このまま枯れてしまったら楽だ、水も足りないしもう無理だ、そう思った事は何度もあった。
根を張るためには、水を得るためには、自信を持つためにはなにをしたらいい?自分がここに立っているためにはなにを探せばいい?何から学べばいい?それすらもわからず、アレコレやったり、アタフタしたりしながら、あっちに、こっちにと根を伸ばしてみて、少しずつ 少しずつ 根を張ってきたんだろう。


そして、いまはようやく 小さな株くらいには、なれたのかなぁって。通りすがる人にたまに「あ、かわいい」って気付いてもらえるくらいの 小株に。









しんみりしたので、「コレも同じ原理だぁ」と思ったジャニーさんのことば(真偽は不明w)を貼っておきます。








知らないからこそ、そこにないからこそ、女(水)を渇望して、目を輝かす(根を伸ばす)、という、ジャニー論。





コレも 同じ原理だぁ。w



摩吏紗