先日はレコーディングでした。


レコーディングの日の鉄則は、とにかく前日によく寝ておくこと、前日にニンニクをたべないこと(レコーディングマイクがニンニク臭くなってメンバーにしばかれる)




曲が出来上がってからレコーディングまでの間に、ある程度歌いこんで行っているはずなんですが、あの、狭いブースの中に入ると、そしてマイクの前に立つと、なんでしょうね、謎の緊張感があるんです。
そして





こうなります。



肝心の曲は
なかなか新しい感じの……お楽しみに。





帰り、涼しくて驚きました。
マッチョな友人に最近聞いた筋肉情報、なにやら「走ると老ける。歩くと痩せる」とのことなので、何駅か歩いて帰宅。


レコーディングは身体を動かさないけど、頭を使うし背中が張るので、ぬるい風に当たりながらすこし汗ばんで歩くのは心地良いものです。
いつもの公園は伸びすぎた草を刈られたばかりで、モワモワと青い匂いをさせていました。草刈りを思うとつい、草と一緒に刈られてしまったであろう 不幸なバッタやミミズは何匹いるんだろうと考えてしまう。どうか鳥たちよちゃんと食べてやってくれよ、食物連鎖。その鳥を人間が食べる。そうだ今日は、ミミズたちの弔いを兼ねて、鶏をいれたベトナム風うどんにしよう (だからって そこらで捕まえてきた 鳩やカラスじゃありませんよ、これは想像の弔い)。玉ねぎをどっさり入れて、ダシダと魚醤で味をつけて、レモン汁をしぼる。鶏むね肉を塩胡椒でゆっくり焼いて載せる。想像のベトナム風の味です。パクチーは苦手なんだけど なんか緑色が欲しいな。。まぁいいか。ところで最近、鶏肉の臭みがいよいよ苦手になってしまって、モモ肉をお料理で使うことはほぼなくなりました。皮と筋をとった胸肉をパサパサ食べるのが好みで、それでも、フォークでぷすぷす刺して砂糖をまぶしてお酒と塩胡椒で下味をつけて下準備して置いといてから焼くと柔らかく焼きあがるのでよくやります。タンパク質、わたしが摂取したよ、ありがとう、半分こになったミミズたち。



玄関を開けると、そこはいつも楽園。
狭くて、多少散らかっていて、本当にわたしのためだけにそこにある空間。植物たちが温度差に驚くので、わたしは夏中エアコンをつけっぱなしにして出かける。だからドアを開けると涼しい空気がひんやりとわたしを包んで、クールダウンとともにわたしのお外用スイッチが切れるのをかんじる。植物たちにただいまを言う。荷物をおく。一旦 転がる。



あまり長いこと転がると、起き上がれなくなりそのまま朝になるので、よし、つくる、と自分の耳に言い聞かせてさっと立ち上がる。かろうじて結べる髪を1つに結んで、タンクトップにパンツ一丁、いつものスタイルになると、キッチンに置いた椅子に座ってダラダラと料理をはじめる。これだ、これが最高に好きなのだ。椅子に座って手を伸ばして洗い、ぼーっと玉ねぎの皮をむいて、お湯を沸かして…なにこれ、最高に気だるい…!なんかおとなみたい…自立してるみたい…わたし…おとな!?(大人です)



ゆっくりと料理をする。
外ではいつも競歩のペースで歩き、ダラダラ喋る女子たちを追い越し、置き去り、「じゃ、ぼくおうちでやること(ダラダラ)があるから…っ!」と仕事が終わると誰よりも先に帰る小5男子のわたしが、ゆっくりとなにかに集中できるのは、オフになっているなによりの証拠だ。人にはそれぞれ物事を処理するペースがありますが、わたしはオンになると結構それ 早い方だとおもいます。なによりも効率重視、時短至上主義、なぜなら、一刻も早く自宅に帰ってナマケモノになりたいから…。そう、わたしはナマケモノ…。









ナマケモノ…。



摩吏紗