レコーディングでした。



あたらしい曲を歌うとき、いつも、はじめてのレコーディングのことをおもいだします。
VERBALさんていうすごい人(お恥ずかしいことに当時はバーバルさんのことも知らなかったのでした)のもとで、見よう見まねで歌を録りました。EDMの音楽に出会ったこともない陰キャオタクだったので、リズムの取り方もひどいもんで、他の二人がほんとうに立派に見えて、帰ってから、自分の歌パートがすごく少なかったことに気づいても、「仕方ない、下手だもん」って心底おもって諦めてました。

でもそのあとから、
知らないもんは仕方ない、これから知ればいい。
だけど、せめて知ろうとすること、勉強して自分のものにすることを怠ったらその時点でもうこんなことは辞めたほうがいい。時間の無駄だ。

そう思ってEDM、テクノ、ハウス、ヒップホップ、R&B、いろいろ聴いて、おっかなびっくりクラブにも行ってみたりして、自分の中に取り入れていこうとしたときに、
はじめて自分の好きな音楽とか得意なものが、わかるようになったのでした。





どんなものも一回、誠実に取り組むこと、
自分の中に取り入れてから、選別をすること。




それでもまだ、下手っぴなんですけどね。(๑˃̵ᴗ˂̵)
曲に、歌詞に、音楽に、向き合うことに終わりはないとかんじます。はたしてユーミンは、どんな景色をみているんだろう。




あとよく思い出すのは、
レコーディングで待ってるとき、静かにしなきゃいけない状況下で、ななみんとSnow?かなんかで顔を面白い顔にして笑いはじめたら止まらなくなったこと。
笑っちゃいけないって思えば思うほど、面白くて、声を殺して腹がよじれるほど笑った。まだ全然みんな打ち解けてなくて、でもこの人たちとはこれから長い付き合いになりそうだ、という予感がしていたころ。ななみんはイケイケな感じがしていて最初こわくて、ゲラゲラ笑いながらも、わたしはどこか顔色を伺っていた(ような気がする)。






4年経って、今日は、
歌どり中のななみんを、小窓からどうにかして笑かそうと、まこちゃんと奮闘したけど、チラリともこっちを見てくれなかった。
全然気付かない!!ななみんやっぱ、めっちゃ真面目!!がんばれー!と、小窓のガラスにはぁー!って息を吐いて曇らして、ハートを描いたり古典的な愛情表現をしたけど、気付いてもらえなくて、われわれは すごすごと自分の持ち場に戻った。
あとから聞いたら、
「気付いてたけど、無視した」



………






…………つ、ツンデレだあ………





ななみんがこわくなくなったこと、
まこちゃんのほうが(なにをするかわからなくて)こわくなったこと、




それが、この四年での変化といえよう。



超ワンマンのチケット先行は今月までです。

宜しくおねがいしますね。






まりさ